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一つ旅はしても、
一つ道を歩んでいる
わけではないのだ。

(新・平家物語3、吉川英治)
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【コメント】

同じものに乗り、
同じところに行き、
同じものを見ても、
違うことを感じ、考えている。

それがいいとか、
悪いとかを考えて出して、
寂しいなの、つまらないなの、
と騒ぐ必要はない。

夫婦として、また恋人同士として、
あるいは、親子、親友同士でも、
いっしょの旅はできても、
心の道までが同じと
期待してはいけない。

期待し始めると、キリがない。
それに、一方的な期待を続ければ、
お互いが自由に感じることさえも、
苦痛になってくる。

別々の道を選ぶこともあっていい。
もしかしたら、
お互いが同じ道を見つけるまでの
ほんの少しの時間だけかもしれない。

たとえ、そうでなくても、
表面的に同じに見える道を
歩ませるよりも、
その人自身が納得できる道を
歩ませてあげた方がいい。

もちろん、かなり難しい時も
あるでしょう。

「愛しているものがあったら、
 自由にしてあげなさい。
 もし帰ってくればあなたのもの。
 帰ってこなければ、はじめから
 あなたのものではなかったのだ。」
 (調理場という戦場、斉須政雄)

一緒にいることだけが、
無理やり引き連れて歩くことだけが、
愛情の証明というわけじゃあない。

確かに、「いっしょ」ができたら、
ベストだろうけど、
誰かが誰かを愛し始めた理由は、
「いっしょ」だけということは
ないでしょう。

(参考)
コンサルティング能力(佐々木直彦)


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