家族が気づく症状

どんな症状があるかチェックする

いっしょに暮らしている家族として、どのような症状が、どれくらいの頻度であるのかを把握しておくことは、自分たちが冷静になるためにも、また、病院のお医者さんに説明しなければいけない時のためにも、大切なことです。もちろん、いろいろな症状があって、うまく言葉に出来ないものもあるかもしれません。以下を参考にして、症状をチェックしてみてください。

  1. 思い込みが激しい。一度思ったら、間違っていても、それを変えられない。
  2. 患者本人の考えていることが、自分の頭の中で「声」(幻聴)として聞こえている様子。
  3. 自分の頭の中に、他人からの考えが入れ込まれたような感じ(洗脳)をもっている様子。
  4. 自分の頭の中にある考えを、他人に知られてしまっている感じ(盗聴)をもっている様子。
  5. 不特定多数の人々から、自分のしていることが見られている感じ(放送)をもっている様子。
  6. 自分の体が、勝手に動かされているような感じを持っている様子。
  7. 自分の人生が運命づけられていて、抵抗できなく思っている様子。
  8. 被害妄想が激しい。その妄想によって、他人に反撃を加えようとする様子。
  9. 聞こえてくる声に対して、受け答えをしている様子。
  10. 聞こえてくる声が複数あって、それに怒ったり、混乱している様子。
  11. 自分が言った言葉を、聞こえてきた声と思い込んでいる様子。
  12. 自分に、超能力などのものすごい能力があると思い込んでいる様子。
  13. 宇宙人などと交信できると思い込んでいる様子。
  14. 幽霊や呪いなどに恐れを感じていて、そのせいで自分がおかしいと感じている様子。
  15. 宗教的でないことを、神様に命じられた、などと公言する様子。
  16. 夢で見たことと、現実のことを混同している様子。
  17. 数日でなく、長く持続する幻覚を見ている様子。
  18. 考えが、次々と飛躍したり、途切れたりする様子。
  19. 記憶を作り替えたりする様子。
  20. 支離滅裂なことを言ったりする様子。
  21. 訳の分からない単語を作ったり、言ったりする様子。
  22. 何かと興奮している様子。
  23. 夜に、幾晩も眠らない。それでいながら、昼も行動的。
  24. ちょっとしたことで、感情の起伏が激しい。一人で笑ったり、一人で泣いている。
  25. 誰に対しても、拒絶的になって、引きこもる様子。
  26. 意識が混迷しているように見えることもある。
  27. 何に対しても、無関心。言葉が少なくなる。
  28. 見ている人がいると、異常に興奮する。
  29. 薬を必要以上に飲まないと、安心しない様子。
  30. だらしなくなる。
  31. 確認強迫に襲われて、何度も同じことをしている。
  32. 無目的に、同じ作業を繰り返す。たとえば、電灯スイッチのオンオフ繰り返し。
  33. 自分の異常行動に、いくらかの自覚はあるが、やめれらない様子。
  34. いつもと違う何かを感じると、パニック状態になる。
  35. お金やモノを計画的に使うことができない。
  36. 思い立ったら、今すぐに始めたり、やってもらわないと、気が済まない。
  37. 自分の思い通りの状況になるまで、しつこく、要求する。
  38. 時おり、目の焦点が合っていない様子。
  39. 不思議な空気を漂わせて、立っている時がある。(佇立[ちょりつ]とも呼ぶ。体重を片足に移している状態で、歩き出そうとしているような、用事があるような感じのような、足踏みしたいような感じ。)
  40. ガラス玉のような目をしている時がある。

症状よりも、困っているかどうか

父のおかげで、数え切れないほど病院に足を運び、通院患者、入院患者を見るにつれて、この病気の問題は、症状がどんなものか、どれだけたくさんあるかよりも、その症状で、本人や家族がどんなことに困っているか、ということが問題だと感じた。

たとえば、眠れなくても、本人が気にしておらず、また、数日もすれば、爆睡するというような場合には、焦らなくてもいいかもしれない。しかし、眠らないことによって、家族の睡眠にまで影響を与え、場合によっては、隣近所にまで迷惑を与えているとすれば、これは対処が必要なことになる。いろんなことが気になりすぎる、という状態も、結果的に、本人が、やるべきことに手をつけられるのであれば、問題は小さい。しかし、何も進まないばかりか、いちいち確認をすることで、他人の仕事などにも影響を与えているとなると、問題は大きい。

ショッキングな症状

患者本人を見ていて、家族として見慣れている症状は、見慣れていない人にとっては、驚きのものでしょう。しかし、家族にとっては、人々が驚くものかどうかより、その症状が続くかどうかの方が重要になってくるはずです。必要以上に敏感にならず、自分についても柔らかくとらえることが出来れば、いろんなことに気づけることでしょう。

そして、気づいたことが、自分の生き方のヒントになることも少なくありません。



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Shu。いい言葉ねっと運営。父が統合失調症で16回の入退院、弟も後に統合失調症になる。穏やかでない家庭環境で、いろいろと学んだ。

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