0_統合失調症の最近のブログ記事

落ち込むことに罪悪感

きっと、それ以上、
罪悪感を感じすぎると、
心が壊れてしまう可能性がある、
というシーンというものがある。

人間、落ち込むことは、
生きていれば何度もある。

しかし、あまりにも、
完璧主義の人間は、
その落ち込んでいる自分に、

罪悪感を感じてしまう。

「なんで、自分は、こんなに落ち込んでいるんだ。
 落ち込んでいちゃダメだろう。ダメだ、ダメだ。」

という感じだ。

こう思うのは、
その人の育ってきた背景が
関係しているのかもしれない。

あるいは、そういう背景じゃなくて、
自分で、完璧を目指してしまった時から、
そういう思考回路が出来上がってしまった、
という場合もあるだろう。

視野が狭いゆえに感じている罪悪感は、
良くない。

それを和らげる助けがないと、
ホントに危険だと思います。

たとえば、宗教や信仰そのものは、
健全な教えであれば、問題はない。

人間の生活なり、行動を、
良いものに変えてくれるし、
そんなふうに変わっていった人間を、
何人も知っている。

しかし、その人の信じ方の間違いで、
というか、罪悪感を感じるためだけに信じて、
宗教を信じる自分や、信仰の仕方で、
自分の心が壊れるところまでいってしまう人もいる。

信仰に、苦しみがあるのが、
おかしいわけじゃない。

変わろうとする人間に、
苦しみがないわけがない。

言いたいのは、自分の思い込みで、
罪悪感を感じすぎて壊れてしまう、ということだ。

だから、宗教や信仰が悪いんじゃない。
それにふれた「自分」の思い込みが悪い。

罪悪感、これと付き合うのは、
上手にならないといけないな、と思います。

リズムが崩れる

患者さんに対しては、
生活リズムを崩さないように
気をつけたほうがいいと思う。

よいことであれ、
悪いことであれ、
生活リズムが崩れると、

心も乱れてしまう。

心が乱れてしまうと、
良いことが起きているのに、
結果的に、悪いことになってしまう。

父や弟を見ていると、たとえば、
予想外の副収入なんかがあったりすると、
せっかく頑張ってきた節約生活が乱れて、

その副収入で味わった
節約から外れた生活に、
心が興奮してしまう。

また、それを経験したいと思ってしまう。
そのために、いろんな画策を始める。

がんばったんだから、
ごほうびとして、何かプラスすることを
考える時には、

お金とかよりも、食べ物の方がいい、
と思っている。

その方が興奮が少ない。

お金というものは、
心の弱い人をさらに弱め、
心の強い人をさらに強めるもの。

それを分かっていないと、
患者さんへの対応を間違ってしまう。

そんなふうに思っています。

頭、よかったよねぇ~

今は、老人ホームにいる義母。
16歳の時に、統合失調症を発病して、
かなり不安定だった様子。

今では、禁止されている
ロボトミー手術を施されたらしい。

カンタンに言えば、
精神を不安定にさせやすい神経を
ぶっち切ってしまうこと。

そうすれば、鈍くなる。
そして、穏やかになったように見える。

悪いのは、人の感情に対しても、
けっこう鈍くなってしまうこと。

もともとしつこい性格だったのだろう。
たとえば、何かが気になると、
何度も何度も、人に確認するクセがあった。

やっぱり、いっしょにいる家族としては、
かなり、うんざりしてしまう。

10年前には、そんな義母を連れて、
買い物に行ったりしていたが、
義母の同級生に偶然会ったりすると、
その変貌ぶりに驚かれた後には、

必ず、

「ホントに、この人は、頭がよかったよねぇ~」

と言われていた。

統合失調症=頭のいい人になる病気。

なんて公式は、イメージされたくないものだが、
本当に、よく言われた。

実際、私の弟も、とっても頭がよかった。
父については、3人兄弟の中では一番よかった、
とは聞いている。

精神科医が減ってる...

朝日新聞サイトより。

地域の中核病院などの総合病院で、
医師不足から精神科病棟の閉鎖が相次いでいるようです。
02年から4年間で、精神病床がある病院数は1割、
病床数は2割近く減ったとのこと。

自殺率が12年連続全国1位で
自殺予防に取り組む秋田県でも、
精神病床がある八つの総合病院のうち、
3カ所が入院病棟を閉鎖中。

厚労省は、精神障害者が入院中心から脱して
地域で生活できるように推進している。

その波紋で、私の父親も退院となって、
更正施設に入所中。

精神科医療というのは、
病院経営の利益という点から考えても、
どうやら、難しい様子。

どうなっていくのでしょうか、
これから。

ちょっとした不安がつのります。

自分でトラブルを作る

やっぱり、人は、
自分で問題をつくって、
自分で騒いでいる。

統合失調症の患者を見ていると、
人間の、そういう宿命というのを感じる。

弟の最近のトラブル。

今日は、2日分の食費と、
1か月分のお米代を、
口座に入金する日だった。

1週間も前から、私は、
インターネットで入金予約をしている。

そして、その時の確認で、
お米は、明日までにもつから、
今日降ろしてもいいし、
明日降ろしてもいいな、
と話し合っていた。

まず、仕事のお昼休みに、
食費を、ATMで降ろしたらしい。

残高には、お米代が、
ちゃんと残っていることを確認した弟。

その時点では、
明日お米を買うつもりだったのだろう。

そして、今日の夕方6:00過ぎ。

何を思ったか、自宅近くのATMに行き、
お米代を降ろそうとした。

そしたら、
「残高が不足しております」
という表示。

こういういきさつだったのを、
私に、電話をするときには、

「お米代が入っていませんでした。」

としか言ってこない。

そんなことはない、と思いつつも、
頭から、弟のことを否定出来ないので、
私も、ネットで入金履歴を確認してから、
事のいきさつを問いただした。

「ちゃんと、入金されていたぞ。
 どういうことなんだ?」

と質問して初めて、
お昼休みに降ろしたこと、
夕方6:00過ぎに降ろそうとしたことを、
伝えてくる。

口座に、中途半端な残額があると、
心が不安定になってしまう弟のゆえに、
キッカリしか入れていない。

となれば、手数料のかかる夕方6:00以降の時間帯には、
お米代を降ろそうとすれば、「不足です」と出るに決まっている。

そう説明すると、

「そういうこと」

なんて、偉そうな口をたたく弟。

なに、言ってるんだ?
おまえが、自分で心変わりして、
話し合った行動とちがうことをして、
自分でトラブルを作って、
自分で騒いでいるだけじゃないか!

こんなことの繰り返しである。

いつもいつも、
自分でトラブルを作って、
他人を巻き込んで、
自分が騒いでいる。

ふぅー、疲れます。

混ぜこぜ

問題というものが、
発生した時に、

出来れば、ちょっと小さく分けて、
考えれば、解決しやすいのだが、

どうも、問題を複雑にしたいのか、
それとも、問題を解決したくないのか、

わざわざ、問題を混ぜこぜにする傾向が、
うちの弟にはある。

どうしても、
それをしなくちゃいけなかったんだ、
みたいに主張をする。

それもガンコに。

しかし、それにも慣れてくると、
その主張よりも、
本人が大切にしているものを引き出してくると、
意外と簡単に、混ぜこぜにしていた事実を
認めたりする。

こういう状態を見ると、
病気なのか、性格なのか、
さっぱり分からなくなる。

ギャンブル依存症は…

先週土曜日に、秋田県で、
「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」が
開かれたそうな。(朝日新聞サイトより)

で、一つの宣言が。

「多重債務の原因としてのギャンブル依存問題に取り組む宣言」

パチンコなどのギャンブルのために借金を重ねる輩ども。
わたしお親父も、そういう一人だった。

そんな「ギャンブル依存症」を
心の病として治療することで
借金苦を減らそうという取り組みらしいです。

私が面白いと思ったことは、
こういう会議が、なんで、
秋田県で開かれたのか?

ということだ。

自殺率の高い県だから?

そして、その大きな原因の一つに、
ギャンブルによる借金苦があるのか?

いずれにしろ、この県には、
そんな問題が少なくないようだ。

格差社会。

地方である秋田には、
新しい産業など起こる気配もなく、
パチンコ屋でさえも、
次々と倒産している「カネ離れ地帯」?

ギャンブル店よりも必要なのは、
もっと創造的な産業なのだろう。

あと、お医者さんか…

それも、地方に来るお医者さんが、
減っているという現状もあるようだしな。

借金とギャンブルと精神病

どれが最初で、
どれが2番目で、
どれが3番目か、
っていうことは分からない。

けれど、父に関して言えば、
この3つがキーワードだった。

借金、
ギャンブル、
精神病。

子供ながらに、
この3つの存在が怖かった。

どうしようもなく、
その3つの前では、
自分が無力な気がした。

けれど、大人になって、
それを打開する方法が、
勉強することによって、
知識を得ることによって、
分かってくることを知った。

最初に読んだのは、
借金の本だったかもしれない。

自己破産なるものがあると知って、
ちょっと気楽になった。

けれど、自己破産をさせたことはない。
そもそも、必要ではなかった。

財産もないし、返済能力もない。

次に読んだのは、
ギャンブル依存症の本だったと思う。

どういう心理状況で、
父がパチンコにハマっているか
分かってきた。

下手すれば、
自分にも、そういう傾向があるかもな、
っていう気もした。

けれど、私の場合は、
人生すべてをギャンブル化して、
いろんなことにチャレンジする方に
面白味を感じたから、
賭け事のギャンブルには進まなかった。

そして、精神病の本を読み、
意味不明だった病気がちょっと分かり出した。

この3つについて、
分かってきたことが増えて、
正体不明だった父をつかみかけた気になった。

実際、その気になっただけだった。

現実の父は、相変わらず、
トラブルメーカーだったからね。

けれど、その気になっただけでも、
良かった。

また、分からないことが出てきたら、
知識を増せばいいという道も開けたから。

今となっては、そんなに分からないことでもない。
学ぶことは、大切だ。

周囲にとって、一番の教訓だと思う。

10:00-6:00まで

薬がちゃんと効いていれば、
10:00-6:00までの時間は、
ちゃんと眠っているはずだが、

それが落ち着いていられない、
のが普通になっている弟。

その原因は、いろいろ。

1.翌日のことや、考えすぎていることが
  頭の中を巡って、興奮している時。

2.コーヒーやお茶を飲むせいで、
  薬の中に入っている睡眠薬が
  効いていない?

3.仕事が終わると、午後4:00頃には帰宅してしまうため、
  ちょっと横になって、眠りに入ってしまうと、
  夜の分の眠気が遠くなってしまうため。

だいたいは、こんな感じだろう。

どれか1つというわけでなく、
混じり合って、眠らないという現象が起きる。

いっしょに住む家族は、迷惑このうえない。

そこで、ルールを決めた。

10:00-6:00の間、眠らないのは勝手だが、
居間やキッチンには入ってくるな、というルール。

行き来していいのは、
自分の部屋、トイレ、
洗面所、そしてそこまでの廊下。

なんとか、守れているようだ。

しかし、このルールにも、
抜け道があった。

洗面所の蛇口が、
洗濯機のホースと直結しているため、
夜中に、水を飲んだり、手を洗うことができない。

うーん、どうしよう。
洗面所の隣りの、風呂場の蛇口を使わせようか。

なんてことを考えている。

ふつうの家庭からすれば、
なんとバカらしいこと、ルールを
つくっているもんだ、と思うだろうね。

けれど、患者といっしょに生活して、
家族の方が、精神的にまいってしまわないためにも、
そういうルールは、必要なのだ。

ほかに、いい方法はないかな。
  

ルール作り

基本的に、
統合失調症の人間は、
ルールが好きなように思います。

もちろん、
自分が納得したルール。
もしくは、
自分が守ることが当たり前になったルール。

だから、そのルールを勝手に変えられるのは、
気に入らない。ストレスを感じる。

私の弟は、食料品の卸会社で
働かせてもらっているが、
週明けに、自分の職場に行くと、
物の置き場所がよく変わっていて困る、
とよく言います。

どれほど変わっているのか、
私は現場を見たことがないので、
よく分かりませんが、

おそらく、ちょっとした変化にも、
敏感になっていることでしょう。

家族として生活をいっしょにする時でも、
患者に合うルールを見つけ出さないと、
ルールを守らせることが出来ないため、

かえって、いっしょに住む側が
苦しむことになります。

かと言って、ルールを作らないと、
いろんな問題が生じてきます。

そして、ルールを守る価値を確認する必要があります。

いっしょに住む家族が迷惑しないため、
という理由には、納得しません。

迷惑をかけているつもりもありませんし、
そういう感覚もなければ、
そういうことを気にする価値も感じないからです。

それよりも、
入院することがイヤな人間であれば、
入院しないで、この生活を続けるため、
という理由であれば、価値を感じてくれます。

やっぱり、ある意味、利己的ですから、
その利己的な理由を確認してあげればいいのです。

ルールがない状態が当たり前だった人間には、
ルールを守らせるのが、本当に難しいです。

私の父の場合は、そんな感じでした。
だから、半分監視されている状態でなければ、
まともな生活が出来ない。

そうなる前に、ルールを守る習慣づくり。
最初は難儀かもしれませんが、
いっしょに住む家族は頑張った方がいいと思います。



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プロフィール

Shu。いい言葉ねっと運営。父が統合失調症で16回の入退院、弟も後に統合失調症になる。穏やかでない家庭環境で、いろいろと学んだ。

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