2008年11月アーカイブ

それほど言うなら

統合失調症患者と
いっしょに住む家族に対して、
医者以外の人が、

「もっと優しくしたらいい」

「そういうキビシイことは言わないほうがいい」

「気にしないほうがいい」

と言うのは、簡単だけれど、
あんまりしつこく言っていると、
その家族から、

「それほど言うなら、
 あんたが引き取って、
 面倒を見てくれ!」

と言われるのは、関の山だ。

たしかに、統合失調症は、
家族関係にかかわる原因もあると思うが、
それだけとは限らない。

にもかかわらず、
その苦痛をともにするのは、
家族だけ、というのがほとんどだ。

うまく、医療機関や行政を巻き込んで、
患者のケアをしている家族であれば、
気の休まる時もあるだろうが、

それが出来ずに、もしくは、
そういうことが出来ることを知らずに、
家庭の中に、患者と引きこもって、
面倒を見ている家族は、
だいたい行き詰っているはずだ。

そういう家族に対して、
第三者が身勝手な助言をすることは、
止めた方がいい。

私は、そう思う。

「いや、その家族のためを思って
 言っているんだ。」

と言うかもしれない。

だったら、そう思う気持ちがあるのなら、
住み込んででも、引き取ってでも、
何十時間でも話を聞いてでもいいから、
何でもいいから、
家族との共感が生まれた時に初めて、
その家族のためを思って言えるように
なるんじゃないか、と思う。

難しいと思います。

行き詰っている時は、なおさら。

患者のケアよりも、
家族のケアをした後に初めて、
患者のケア環境が整うかもしれない。

患者だけをケアしようとするから、
家族に負担が増えるばかりに
なったりする。

そういう実情を分かっている人は、
意外と、少ないかもしれないなぁ。

カフェイン

薬の成分を100%
知っているわけではないし、
身内の人間しか見ていないので
あらゆる統合失調症の患者に
当てはまるかは分からないが、

父や弟の薬には、
アタマの感度を少し
鈍らせる成分があるんだろうと思う。

彼らの言葉で言えば、

「アタマの中が、モヤーっとする。」
「眠気がする」
「のどが渇く」

ということに関係すると思う。

そして、決まって欲しくなるのは、
コーヒー、お茶、コカコーラなどの飲料。

おそらく、それに含まれるカフェインが、
アタマをスッキリさせてくれるのだろう。

だから、飲みたくなる。

黙っていると、ひっきりなしに
飲んでいる様子さえ見受けられる。

それだけ、カフェインというものが、
彼らには魅力的なものに映るのだろう。

薬を飲まない人間には、
きっと、分からないはず。

わたしも、分からないから、

そんなに飲んだら、眠れなくなるよ。

なんて言いたくなる。

カフェインと眠りが、どれだけの関係があるのか、
くわしいことは分からないが、彼らが眠れないと、
夜に落ち着きなく動き回るので、
カフェインは、薬のおまじないを解いてしまうような
存在に思えて、ちょっと怖い。

なんとか、カフェイン願望を減らすことが出来ないか。
ちょっと、真剣に考えてしまうものです。

NHKきょうの健康

あんまり見ることはないが、
ふと、NHKサイトを見てみたら、

今月末に、統合失調症についての放送が
あるようだった。

その後には、
アルツハイマー病のことについて。

ストレスの多い世の中、
若年性アルツハイマーに悩まされている人が、
身近にもいるようになった昨今、

こういう放送があるのは、
当然といえば、当然だろうなぁ、
という気がしました。

表面的には見えないこともある病気なために、
また、昔には、隠しているのが当たり前だったでしょうから、

こういう情報化社会の時代には、
テレビでも、インターネットでも、
調べようと思えば、病気のことが
ちゃんと調べられる。

きっと、昔には、
「気合だ」「気持ちの問題だ」「甘えだ」
なんてことで済まされていたことも
あるでしょうから、

問題にぶち当たっている家族は、
自分の頭だけで考えず、
ちゃんとした情報を求める姿勢であって欲しいもの。

こんなにも、情報が用意されている時代なんですからね。


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プロフィール

Shu。いい言葉ねっと運営。父が統合失調症で16回の入退院、弟も後に統合失調症になる。穏やかでない家庭環境で、いろいろと学んだ。

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