2008年10月アーカイブ

演技

精神病患者の演技が
入っている映画を見る時には、

それって難しいだろうなぁ、
と思いながら見る。

自分の身近にいる患者を思うと、
本当に、心が壊れない限り、
そのような芝居は出来ないだろう、
って思っちゃうから。

けれど、アメリカ映画を見ると、
本当に、上手だなぁと思わされる。

一番最初に、そう思わされたのは、
「レナードの朝」だ。

実話をもとに、
ロバート・デ・ニーロ、
ロビン・ウィリアムズという大物同士の共演で
描かれた映画。
精神病院に赴任した、冴えない医師セイヤー氏が、
体を自由に動かせない患者たちに
ボールを受け止める反射神経があることを発見。

さらに、30年間も半昏睡状態で
病院暮らしを余儀なくされていたレナードに
新薬を投与することで、彼を奇跡的に目ざめさせる。
ハッピーエンドで終わる映画じゃない。

その中に出てくる精神病院にいる患者たち。
わたしが父の病院で見る光景に似ている感じがした。

次に、うまいと思ったのは、映画「アイ・アム・サム」

ショーン・ペンが知的障害を持つ父親を演じた感動ドラマ。
7歳の知能しか持たないサムが、
たったひとりで娘のルーシーを育てていたが、
彼の能力と、事態を分かり出してきた娘の複雑な気持ちから、
福祉機関により、娘を奪われてしまう。

主役のショーン・ペンも上手だと思ったが、
その友達役の3人(?)が、この上なくうまい。
会話の感じも、うまい。

おそらく、患者さんたちをよく研究して、
演技をしているんだろうなぁ。

尊敬します。

自転車が怖い

弟が、たまにいう言葉です。

というか、毎年、春になると、
まず、必ず言います。

「自転車が怖い!」と。

なんで、自転車が怖いのだ?

「転ぶから」

転んだことがあるのか?

「ないけど、転びそうになって、危なかった。」

で、今まで、自転車に乗って、ケガしたことがあるのか?

「ない」

なんていう会話を、毎年のようにくり返している。

これは、病気からくるものなのか、
それとも、臆病からくるものなのか、
はたまた、怠惰からくるものなのか。

ちょっと分かりかねる時がある。

昨日は、知人らといっしょに、
秋の青空の下、公園で、
いものこ汁を作って食べようという計画。

弟にも、自転車で来るように、と伝えた。
初めての場所ではない。
そして、自宅から2kmもない場所だ。

しかし、そこに辿り着くまで、
40分近くかかっていた。

途中に、自転車を置いて、
歩いてきたと言う。

行動を理解するのが、難しい。

でも、なんとなく分かることもある。

1.本当は、クルマで連れて行って欲しい。
2.自分が難儀してきたと思われたい。
3.自分には無理だった、ということを証明したい。

そんな感じの心情だろうなぁ、と想像する。

いずれにしろ、前進できる考え方じゃないのが、残念です。
うーん、これからも毎年、自転車が怖いんだろうか...

結局は、お金がもったいないから、
自転車に乗ることになるんですけどね。

落ち込むことに罪悪感

きっと、それ以上、
罪悪感を感じすぎると、
心が壊れてしまう可能性がある、
というシーンというものがある。

人間、落ち込むことは、
生きていれば何度もある。

しかし、あまりにも、
完璧主義の人間は、
その落ち込んでいる自分に、

罪悪感を感じてしまう。

「なんで、自分は、こんなに落ち込んでいるんだ。
 落ち込んでいちゃダメだろう。ダメだ、ダメだ。」

という感じだ。

こう思うのは、
その人の育ってきた背景が
関係しているのかもしれない。

あるいは、そういう背景じゃなくて、
自分で、完璧を目指してしまった時から、
そういう思考回路が出来上がってしまった、
という場合もあるだろう。

視野が狭いゆえに感じている罪悪感は、
良くない。

それを和らげる助けがないと、
ホントに危険だと思います。

たとえば、宗教や信仰そのものは、
健全な教えであれば、問題はない。

人間の生活なり、行動を、
良いものに変えてくれるし、
そんなふうに変わっていった人間を、
何人も知っている。

しかし、その人の信じ方の間違いで、
というか、罪悪感を感じるためだけに信じて、
宗教を信じる自分や、信仰の仕方で、
自分の心が壊れるところまでいってしまう人もいる。

信仰に、苦しみがあるのが、
おかしいわけじゃない。

変わろうとする人間に、
苦しみがないわけがない。

言いたいのは、自分の思い込みで、
罪悪感を感じすぎて壊れてしまう、ということだ。

だから、宗教や信仰が悪いんじゃない。
それにふれた「自分」の思い込みが悪い。

罪悪感、これと付き合うのは、
上手にならないといけないな、と思います。

食欲

心の病と、食欲は、
かなり関係があると思います。

それは、
心の病=食欲が出る(あるいは出ない)、

という公式じゃあなくて、

その人それぞれの個性っていうやつで、
それまでの様子から考えて、

食欲が、どっちの方向にどんなにふうに変わるか、

っていうのが、決まっているという感じでしょう。

だから、
食欲がアップする人もいれば、
食欲がダウンする人もいるわけだ。

うちの父も弟も、見ていると、
ソウ状態になって食欲がアップするようだ。

しかし、父について言えば、
ひきこもり状態になった時には、
飲まず食わずで考え込んでいる時もあったなぁ...

長い間食べない様子を見ていると、
たしかに、ちょっと怖く見えてくることもあります。


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プロフィール

Shu。いい言葉ねっと運営。父が統合失調症で16回の入退院、弟も後に統合失調症になる。穏やかでない家庭環境で、いろいろと学んだ。

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