2008年1月アーカイブ

病気か、性格か

うちの父親は、
何度も退院している。

その度に、
お医者さんから言われるのは、

「これは気質だから、
 これは性格だから」

みたいなことを言われて、
病気ではないような感じで、
退院させられる。

しかし、入院するときには、
かなり状態が悪くなっているので、
無条件に、強制入院となる。

病院に入っていると、
好き勝手なこととか、
悪いことも出来ないので、
すぐに症状は良くなる。

しばらくすると、
病院側から退院話が出てくる。

正直、またかぁ…と思ってしまう。

退院しても、また入院への道を歩むばかり。

統合失調症という病気か、
性格の問題か、よく分からない状態までは、
回復するのだが、結局、

薬などを飲まなくなれば、
症状が悪くなるのが分かっているから。

なんとも難しい病気だと思う。

夏の稲刈り

統合失調症が、
まだ「精神分裂病」という名前だった頃、
驚愕の事件が起きた。

心身が壊れていた父に
付き合わされてほとほと困っていた家族。

それをダメ押しするかのように、
朝起きたら、夏だって言うのに、
当時の実家のすぐ近くの田んぼで、
稲刈りをしていた。

手に鎌をもって、
ひたすら稲を刈っていた。

その前日までは、
部屋にひきこもって、
ずーっと考え事をしていた父。

おそらく考えていたことは、
パチンコをしてなくなったお金のこと。

次は、どこから、
お金を借りようか、
どうしたらいいか、ってなことくらいだろう。

稲刈りをする姿を見て、
ちょっと恐くなったと同時に、
ああ、こりゃダメだと思った。

たしか、それから数日と経たないうちに、
何度も入退院を繰り返している精神病院から、
顔なじみの男の看護士さん2名が来て、
父を連れて行った。

わたしは、何歳だったかな。
20歳頃だったかな?

そういう光景を見慣れてはいたけれど、
やっぱり、心が不安定になった記憶を感じる。

不安定になるはずだ。

そして、家庭において、
不安定な心になるっていうのは、
あまりいいことじゃない。



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Shu。いい言葉ねっと運営。父が統合失調症で16回の入退院、弟も後に統合失調症になる。穏やかでない家庭環境で、いろいろと学んだ。

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