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2009年12月29日

利用

うつ病を「利用」してかなえた願望は、
ほんとうにその人の心を満たすものなのだろうか。
やはりこれは、どこか不自然なことではないだろうか。
「私はうつ」と言いたがる人たち、香山リカ)
 
何かを利用して、
何かを得る。
その代わり、
何かを失う。
病気でもないときに、
病気だと判断されて、
得することもあれば、
得しないこともある。

がっかり?

うつ病と診断してがっかりした人はうつ病、
うつ病と診断して喜ぶ人はうつ病じゃない、
ということじゃないの。
「私はうつ」と言いたがる人たち、香山リカ)
 
病気に逃げたい、
という気持ちの表れ。
それは、
病気でない人の気持ちにあるもので、
本当に、病気の人にはないはずだから。
もちろん、病名がわかって、
ほっと安心する人がいるのは、
命に別状のあることなどを心配している場合には
ありえるとは思います。

アイデンティティ

いったんマイナス要素を
プロフィールの核にしてしまうと、
最初はそのつもりでなくても、
あるいは「早くここから抜け出たい」と
望んでいたのに、
それはいつしかその人にとって
「手放せないもの」になってしまう。

「私はうつ」と言いたがる人たち

「私はうつ」と言いたがる人たち、香山リカ)
 
病気です、といえば、
同情してもらえる。
いじめられていました、
虐待されていました、
という言葉にも、きっと同じ効果。
そこから逃れる努力をしている時には、
たくさんの応援が受けられる。
けれど、そこから逃れてしまえば、
もしかしたら、忘れられてしまうかも、
っていう不安が湧いてくる。
だから、そこにしがみついてしまう心理、
分かる気がします。

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