ホーム

十文字ラーメンの第一印象

十文字ラーメン(または十文字中華そば)を初めて食べたのは、今から15年前ほどのこと。十文字町に婿入りした私は、妻に連れられて、マルタマというお店に入りました。当時は、十文字駅前にあって、こじんまりしたお店でした。今でこそ大好きですが、当時注文して目の前に出された十文字ラーメンは、なんとも変哲のない見た目でして、一口食べてみても、なんか、パッとしないイメージでした。こってり系のラーメンに魅力を感じていた私は、なんで、こんな十文字ラーメンが名物なんだろう、と素朴に思ったものです。

それから7年ほど経って、十文字ラーメンの取材をする機会が巡ってきました。実際、あまり乗り気でなく、それまでにも、結局、数える程度しか食べた記憶がなく、「ああ、あの十文字ラーメンの取材か。味気ないなぁ...」という思いで仕事に取りかかりました。

十文字ラーメン、3つのお店

十文字ラーメン

まず、取材の始めに分かったのは、マルタマ丸竹三角そばやという3つのお店があるということ。十文字町に7年も住んでいれば、その3つの名前くらいは聞いたことがあります。マルタマが十文字ラーメンの元祖だ、いやそうじゃない、などのささやかな論争もあるようですが、うまいものさえ食べられればそんなことはどうでもいいわけでして、何よりも面白いのは、同じ十文字ラーメンながら、それぞれの個性をもっている3つの店が健在ということです。

きっと、それぞれの店にファンがいて、あるいは、今日の気分で別のお店で食べたりしているお客さんがいるために、共存できているのでしょう。今は、10万人という横手市のなかに組み込まれてしまいましたが、1.5万人の十文字町で生まれた十文字ラーメン。実は、この「十文字ラーメン」という名称が、麺メーカーである林泉堂さんの登録商標だったり、スーパーで十文字ラーメンの麺を買うなら外山が一番だ、なんて地元の評判があったりするわけですから、なんともドラマのある十文字ラーメンだと思います。

十文字ラーメンの特徴

地元や全国での呼び名にならって、ちぢれ麺と和風(煮干だしまたは鰹節など)スープを特徴とするものを、十文字ラーメンと呼ばせてもらって、このサイトでは話を進めていきます。煮干だしですから、十文字ラーメンは間違いなく、あっさりです。こってりではありません。だから、こってり系を期待して食べると、味気ないなぁ、と感じることになります。

歴史としてさかのぼると、1935年(昭和10年)ころに、マルタマ(まるたま食堂)が創業したのが始まりとされています。当然のごとく、当時は、十文字ラーメンという呼び名ではなかったことでしょう。あっさりとしていますから、働く人々の小腹を満たす食べ物として人気が出たようです。

十文字ラーメンらしく作る

実は、十文字ラーメンでなくても、スーパーなどで売っている市販の生麺を上手に作れば、十文字ラーメンっぽく食べられると感じています。ポイントは作り方です。といっても、その作り方も、袋にちゃんと書いています。買うのは、ちぢれ麺でなくても、細めんの醤油ラーメンにしましょう。

  1. 大きめの鍋にお湯をたっぷりと入れて沸かす。隣りでは、スープ用のお湯を沸かす。
  2. お湯が沸くまで、お好みの具材を用意する。ちなみに、十文字ラーメンでは、ネギ、かまぼこ、ふ、のり、チャーシュー、メンマが定番。具材なし、のりだけとか、ネギだけでもOK。
  3. お湯が沸騰したら、麺を入れる。1個ずつがベストのようですが、お湯の中で麺がちゃんと踊れるようなら、時間を節約するために、2個くらい入れてもOKだと思います。
  4. どんぶりにスープを入れて、沸騰するちょっと前、お湯を注いでおく。
  5. 約40秒から1分で、また沸騰しますから、それに、少量の水(びっくり水)をさす。
  6. その後すぐに、麺をあげて、どんぶりに移しかえます。ゆですぎない。
  7. 最後に、具材をのせて、終わりです。

»ホーム »このページのトップ

言葉力仕事人プロフィール

スポンサード・リンク

Powered by Movable Type 5.04

Copyrightc 2008, Shu Allright Reserved.リンクフリーです。