2008年9月アーカイブ

教育と報酬

教育現場で働いて、
お金をもらっているのが先生。

その先生たちから
何かしらの協力を依頼されたりして、
親や保護者も、その教育現場に
支援しに行ったりすることもあるだろう。

私らが中学生の頃には、
親が部活動の大会に来ていた、
なんていうシーンは、
あまり見かけなかったが、
(うちの親だけだったかもしれない)

今は、その当時に比べれば、
かなりたくさんの大人たちが
見に行ったり、応援してくれたりしている。

それも、少子化の影響かもしれない。

先生たちも、時代の変化に応じ、
教職の仕事が忙しくなって、
保護者に支援を求めなければいけないことが多くなり、
自分の仕事の一部をお願いしているようで、
心苦しく感じる先生もいるだろう、と想像される。

その原因の一つは、
現行の学習指導要領に
「部活動」の記述がないため、
教育活動としての位置づけが
明確になっていないことにあるらしい。

だから、先生たちからすれば、
「部活動は職務かボランティアか」
(質問を変えれば、報酬には、
 部活動に携わる分は含まれていないのでは?)
という問いが出てくるだろうし、

親たちの側からすれば、
「100%親や子どもたちの自由で活動するわけでなく、
 学校の管理下で行うわけだから、先生の職務だろう」
という見方が出てくることは予想される。

そして、その見方も、
それぞれの先生、それぞれの親で、
微妙に違う可能性もあるだろうから...

自分の方に完璧に手綱を引くわけにもいかないまま、
互いに、協力しあっているのが現状かもしれない。

ただ、言えるのは、
先生でも保護者でも、あらゆる大人が、
報酬があるから自分の仕事で、
報酬がないから自分の仕事じゃない、

という働き方をしていると、
それを見ている子供らも、
そういう価値観に埋もれてしまうのではないか、
ということだ。

世の中には、
報酬の多少によらず、
重要な仕事があるはずだから。

アメリカの家庭

アメリカの子育ては、
早くから自立させることを目指して、
ベビーベッドに一人寝かせているイメージが
あったけれど、どうやら、最近は、違うようだ。

日本と同じように、添い寝するママが、
増えているらしい。手元には、
10年前くらいの調査結果しかないけど、
その時で10%くらいになっていた。

今は、もっと増えているのではないだろうか?
あくまでも、想像だけど。

以前、テレビ番組で、離婚する前の保坂尚輝が、
子どもが生まれたら、アメリカ風に、一人寝させて、
自分らは、別の部屋でモニター監視をするなんて話を、
徹子の部屋(?)か何かの対談番組で話していたのを
覚えている。

そんなことを言っている間に、
彼は、奥さんと離婚してしまい、
そういう方法の是非を語れない人になった。

添い寝をしたら、子どもの独立、自立の心を養い、
個性を伸ばすことが出来ないのか。

わたしは、必ずしも、そうじゃないのでは、と考える。

愛情が一番必要な時には、ちゃんと愛情を与え、
少しずつフェイドアウトしていくのが理想じゃないかな。

もちろん、それも理想であって、
それぞれの親子関係で、
いろんな調整があるだろうと思う。

添い寝に疲れすぎて、
育児ノイローゼで、育児どころでなくなったら、
元も子もないからね。

ドラマ最終回

ドラマ「モンスターペアレント」が、
昨日最終回だった。

教育委員会なんて要らない、
という訴えを起こす保護者たち。

そして、保護者自身が主導となって、
新しい教育委員会を作ろう、
という運動を起こす。

そのリーダーとなったのは、
教育委員会のやり方に
個人的な恨みを持つ母親。

その個人的な恨みは、
学校側が、自分の子供につけた内申書が
不服だとして、教育委員会まで訴えに出かけたが、
受け入れてもらえなかった、という背景。

個人的な恨みをベースに、
ほかの人々も扇動して、
運動を始めるという話は、
親でなくても、ありそうな気がする。

巻き込まれる人間の方は、
そのリーダーのご機嫌取りをしなければいけない人とか、
借りがある人とか、噂好きの人とか、かもしれない。

表では、「公」のためという看板を見せながら、
裏では、「私的」な動機をフツフツと煮立たせている。

私的な動機が悪いとは言えないと思う。
問題は、それを隠して、公的なものにしよう、という企て。

うーん、私みたいな人間も、
注意しなくちゃいけないな。

みんなのため、なんて、ウソはつかないようにしなくちゃ。
私個人の理由だ、とハッキリ言えるようになりたい。
そして、言いたいことは、ちゃんと言えばいいのだ。

そこで、自分の身勝手に気づいたら、
引き下がればいい。それだけのこと。

11回のドラマが終わった。
視聴率は、そんなに良かったわけじゃないだろうが、
うまく、まとめられたドラマだと思う。

米倉涼子主演の勝ち組弁護士が、最後には、
企業買収などの「花」のある仕事よりも、
問題テンコ盛りの教育の現場で顧問弁護士として
働くことを選んだ、というストーリーは、ちょっと臭いが、
悪くはない、終わり方だったろう。

続編は、ないだろうけどね...

先生への思いやり

昨日のドラマ「モンスターペアレント」には、
最後に、追い詰められた先生が、
教育委員会の担当者を刺したというシーンが
出てきた。

教育委員会が、
学校の先生のプレッシャー、ストレスに
なりうることは、容易に考えられる。

協力しようという姿勢の委員会もあれば、
ただ指示や指摘、命令、注文ばかり
押しつける委員会もあるだろう。

それは、その場それぞれ、と考えられる。

円満な関係を築いていればいいだろうけど、
そうならないと、責任の押し付け合いにも
なりかねない、微妙な関係だ。

誰だって、穏便に済ませたい。

校長が、一人の担当教諭を責める。
担当教諭は苦しんでいるのに、
年度の初めに決めたことだから、
変えられない、そんなことが出来るわけがないだろう、
という決まりきった返事のみ。

結局、苦しむのは、
担当教諭だけ。

うーん、なんか、想像できるし、
その担当教諭の気持ちも分かるな。

難しい職場です。
公務員としての仕事人という顔と、
教育者としての仕事人という顔。

二つを併せ持つ職業ですからね、
教師という仕事は。

お疲れさまです、先生たち。

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