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田舎暮らしは、何がいいんだか...

田舎暮らしをふつうにしていると、田舎暮らしの何がいいのか、分からないもんです。出かける先は少ない、遊ぶところも少ない、働くところも少ない。この高齢化社会では、もっとも、お年寄りの人々が多く感じられる場所です。反対に、若い人は少ない。景気も、都市部のような勢いは、まったく感じられないところが多いです。

でも、人間という生き物には、なんとなく、田舎暮らしが似合っている気がします。ギュウギュウづめの満員電車で通勤する姿が、人間の生きる姿とは思いたくありません。あまりにも束縛の強い近隣関係も面倒くさくはありますが、隣近所の顔がほとんど分からない状態でいっしょに暮らしている、というのも、なんか変です。田舎にも、矛盾は多いですが、都会のそれはもっと多いでしょう。

田舎暮らしの特徴

ふつうは、以下のような特徴があるでしょう。

  1. 人が少ない (人のつながりが、良くも悪くも近くなる)
  2. 自然が多い (人が少ないから、建造物も少ない)
  3. 物価が安い (会社勤めの、給料が安いことにもつながる)

都会という、まったく逆の環境で暮らす人にとっては、そんな「田舎」が、癒しの空間に感じられるのは当然でしょう。ふと訪れた田舎での生活、海、山、森、川などの自然に囲まれて暮らすことが、人間本来の生き方に感じられ、憧れる気持ちも出てくるかもしれません。子供や自分、家族の体調などを考えて、田舎暮らしがベストに思えるのもありえることでしょう。

田舎暮らしの現実

のんびりとした暮らし、きれいな空気、会社組織の中でアクセク働かなくてもいい日々、新鮮な食べ物が並ぶ食卓、素朴な生活、アットホームな人間関係、そんな想像ばかりをして、田舎暮らしを決断し、移り住んでくると、現実に打ちのめされることになるかもしれません。だからと言って、田舎暮らしがダメだというわけではありません。

田舎暮らしの現実を、ある程度分かって暮らし始めることと、憧れだけで始めるのでは、いろんなカルチャーショックに耐えられないだろう、と言いたいのです。田舎暮らしには、きっとたくさんのカルチャーショックがあるはずです。快適さの裏にはとてつもない不便さがあり、のんびりの裏にはイライラがあり、新鮮さの裏には汚れもあったりします。

田舎の人でも、自給自足は難しい

田舎暮らしで、会社組織などに頼らずに生活できると考えるならば、年金生活を別にすれば、自給自足をめざすことになるでしょう。田んぼや畑を借りたり、自分の所有としたりして、自分たちで収穫したものを生活に充てていく。理想的ではありますが、最初から、うまくいくことは、まずないでしょう。よほどの勉強と準備をしたとしても、気候によって、収穫が左右されたりもします。

潤沢な資金を持参してきて、5年は失敗をしても暮らしていけるようなレベルじゃないと、自給自足だけの生活は、難しいでしょう。もちろん、移住の奨励金や支援もあるとは思いますが、うまくいかない結果すべてを補填してくれるほど、手厚いとは限りません。だからと言って、あきらめる必要はありませんが、現実は、そういうことだと思います。



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