エコな買い方2

ディーラーの決定

次に、自宅の近くのディーラーに行きました。私の応対をしてくれたのは、すごく真面目そうな、名刺に「店長」とある男性。 でも、なんとなく、ヨシモトのタレントの誰かに似ているような、お笑い系の顔にも思えました。とりあえず、ヨシモト君と呼びましょう。 そのヨシモト君が、見積書と計算機をもってきて、シャカシャカと仕事を始めます。 そう言えば、ジャニーズ君は、コンピュータで自動計算した見積書だったなぁ。 ここは、古いのかなぁ... と思いきや、何も言わずに、つまり「頑張った」とも言わずに、私に提示した額は、 ジャニーズ君の提示した額より、たったの200円高い額。

おいおい、ジャニーズ君。君にとって、私は「招かれざる客」だったのかよぉ~。 さらに、ガッカリすることになりました。 で、どうするか? たった200円違いのまま、ジャニーズ君採用と決めるわけにはいきません。 もっと違いを見せてもらわないと、判断できかねる状態になったわけです。 たしかに、ジャニーズ君にはガッカリしていますが、淡々と仕事をこなすヨシモト君も、なかなか一筋縄でいかないところもありそう。 念のため、聞いてみました。

「他のディーラーが、 これ以下の額を出してきたとしても、
 御社は、これがベストなんですよね。」

「それは、その額に、 合わさせていただきます。」

へ? どういうこと?

「じゃあ、○○○万円だとしても?」

「合わせるように、努力します。」

ヨシモト君、若いながらも、店長をまかせられているせいか、言い切ります。 じゃあ、ということで帰ってきましたが、さてさて、これには、なおさら困りました。 今現時点では、ジャニーズ君が200円リード。しかし、ヨシモト君は、ふところが広そう。まだまだ、余裕がありそう... だけれど、その余裕を引き出すためには、どんな作戦が存在するのか。 それとも、ジャニーズ君を、さらに必死にさせて、決着するのか。 今日は仕事をしながらも、そんなことをずっと考えていそうです。ゲーム感覚で、面白いと言えば面白いですが、なりふりかまわず、無意味に振り回すことだけは避けなければと私の理性が語りかけます。 どうしようかなぁ...

ディーラーとの交渉

ダメもとで、ジャニーズ君に電話をした。

「これが、御社のベストですか?」

「はい。これ以下はありません。」

電話で見積内容を確認した私は、そう返答されました。正直、ああ、ジャニーズ君からは買わないだろうなぁと思った次第です。 そして、ヨシモト君へ電話。

「あちらさんと御社、あまり差がないので、判断のしようがありません。
 そこで、もう2万円ほど、なんとかなりませんか?」

内心では、1万円の割引でもいいと思っていた私。

「なるほど、あの見積書から、さらに2万円ですね。
 ちょっと、いろいろと計算してみますので、お時間をいただけますか?」

「はい、いいですよ。お待ちしています。」

ということで、電話を切りました。悪くない感触と思いました。ちょっと席を離れるので、電話が来たら、「数字だけ」伝言を聞いておくように、と申し付けて、しばし、別の仕事に向かった私。 席に戻ってみると、やはり、電話があったようで、伝言を受けた者は、こう言いました。

「ビックリするほど割引しますので、ケータイに電話をください。」

なるほど、金額を伝えて即決させようとしているのかな?やはり、ヨシモト君、なかなかやるじゃないか、と。 メモにあったケータイの番号を押すと、

「もし、もし...」

ん? ヨシモト君じゃない?

「もし、もし、ジャニーズです。」

へ?

「あのぉ~、もう、ヨシモトさんの方と契約してしまいましたか?」

「いや、まだだけど、今、最終的な値段を調整中です。」

「じゃあ、チャンスください。 さらに、2万円値引きします。」

「え? 無理しなくていいよ。」

「いや、頑張らせてください。」

「ほぉ~、そうですかぁ。じゃあ、ヨシモトさんの回答を見て、最終決定しますよ。
 その結果は、電話ですればいいですか?」

「はい、お願いします。」

がんばる、ジャニーズ君。まさか、まだ、ねばるとは思いませんでした。それから、間もなくして、今度は、ヨシモト君。

「あの~、2万円の割引ということでしたけど、
 そうではなく、冬用のワイパーをサービスすることで、いかがでしょう?」

「ん? ワイパー?」

「はい。」

「あ、そうですか。じゃあ、もういいです。
 この話は、終わりにしましょう。」

「え?」

「もう、頑張らなくていいです。」

「あ、いや、頑張らせてください。
 分かりました。おっしゃるとおり、2万円の割引でやらせてください。」

「いや、もう終わりましょう。これ以上、やると、泥沼になりますから、
 ここは、これで終わりましょう。」

「あ、頑張らせてください。」

「もう、頑張らなくていいです。」

「はぁ、そうですか。じゃあ、また、
 何か機会がありましたら、よろしくお願いします。」

電話も、交渉も、ここで終わった。

結果を振り返ると、こんな感じなのだろう。ジャニーズ君は、私の反応から「危ない」と感じたのだろう。そのため、フルスピードで頭を回転させ、上司からの承認など必要なことをして、ヨシモト君より先に、良い条件を提示した。

ヨシモト君は、なんとなく、優位を感じた。(実際、その感じた優位は、事実ではあったが...)そのため、ちょっとじらしてみた。そのタイミングと内容に、ミスがあった。この期に及んで、冬ワイパーのサービスなど、お客をバカにしていると受け止められてもしょうがない交渉内容だ。

たしかに、フィットというクルマは高級車ではないのだから、ディーラーの利益も多くはないのだろう。お客が1万円でも安く買いたい気持ちになるのと同じように、ディーラーの側でも1万円でも高く売ろうという気持ちになるのも、分からないでもない。しかし、ディーラー側が欲を出して、売れないよりは、1万円くらい割り引いて売ったほうがお得な場合もあるのではないだろうか...。

買い方にもエコがある

クルマの買い方にも、エコがあると思う。ディーラーが出す見積書は、内容をよく見た方がいい。ディーラーによっては、見積書の書き方が微妙に変わっていて、比べにくい場合があるから。出来れば、同じ条件になるようにした方がいい。たとえば、こんな項目は、消してもらった方がいい。

1.車庫証明
ディーラーには、お抱えの行政書士がいて、車庫証明業務を依頼している。そこには、1万円とか、2万円とかの費用が見積もられているが、それが、まるまる行政書士の手元に入っているとは限らない。ディーラーが仲介料をもらっている可能性も考えられる。なぜなら、車庫証明は、自分でやれば、3,000円以内で済む作業だからだ。最寄の警察署に行って、届出用紙に、住所、氏名、地図を書く程度の作業のために、1万円、2万円を見積もられるのは、ちょっとバカらしくないだろうか。

2.自賠責保険
任意保険とセットだと、お得になる場合が少なくないので、ディーラーまかせの保険会社でなく、自分が選んだ保険会社にした方がお得になる。見積りの段階から、自賠責保険は、自分で加入します、と伝えた方がいい。

3.オプションなし
あれも、これも付けたら、もちろんカッコいいし、ついでだから最初から付けたほうがいいような気がする。ディーラー側も、基本的なオプションセットをつけたタイプを売ってくるはずだ。しかし、本当に必要なオプションは何だろうかと考えてみれば、フロアマットと、サイドバイザーくらいじゃないかと思う。私は、それ以外は不要とやってみた。そしたら、面白いことが起きた。納車が近くなって、それ以上のオプションがつけて納車してくれるという話が来たのだ。もちろん、そちら側の理由なので、価格には変わりない。おそらく、その理由は、売り出したいタイプの車が、メーカーには作りだめされていて、オプションなしを新たに作ることの方がコスト高になる、面倒になる、ということだったのだろう。

エコな買い方、探求してみてください。 »エコな買い方1に戻る



»ホーム »このページのトップ

プロフィール



アーカイブ

スポンサード・リンク

Powered by Movable Type 4.1

Copyrightc 2008, Shu Allright Reserved. リンクフリーです。