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怖ろしいのは知力ではなく、
ましてや武力でもない。

この世でもっとも怖ろしいのは、
それを使う人格なんです。

(ジェノサイド、高野和明)
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【コメント】

怒りにまかせて
暴力をふるうっていうのは、

強さの象徴っていうよりも、
その人の怖れの象徴に思われます。

相手の力が怖いとかでなく、
自分の思いどおりにならないことへの恐怖。

その恐怖心を
自分のなかでうまく消化できないから、
力を使ってしまう人も出てくる。

だから、恐怖心を感じる人がみんな、
暴力をふるうわけじゃない。
ただ泣く人もいれば、落ち込む人もいる。

違いは、自分の心や人格の問題を、
力に結びつけて、強引にスッキリ
させようとするかどうかの価値観だけ。

人間には、
いろんな才能があるとして、
それを使う人格が穏やかであれば、
その使い道も穏やかでしょうけど、

人格の激しさに応じて、
使われる道も激しくなってくる。

それは、大人の世界だけでなく、
子供の世界でも同じように
言えるような気がします。

人の関心をひいて、
人を動かせるキャラの子供が、
群れをつくることに楽しさを覚え、

その群れの存在パワーを利用し、
自分の好きじゃない子供を
無視したり、いじめたり
することもできるのです。

その同じ個性で、
人にやる気を与えて、
部活動やグループの力をまとめあげ、
目標に向けてがんばり、
成果に結びつける子供もいるでしょう。

大人にしろ、子供にしろ、
強い力を使おうとする時ほど、
その人の価値観が、強い恐怖心と
結びついているのかもしれません。

(参考)
ジェノサイド(高野和明)


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