いい言葉検索

自分が自分であるということは
常に厳しく難しいことである、
私たちは、自分であろうとして、
しかし、なかなか自分になれないでいる。
自分らしい表現ができないとき、
自分が他人のようによそよそしい。

だからこそ、勇気ある選択で
自分の深層と表現をぴったり
一致させている他人に、
自分が自分であるような懐かしさを
覚えずにはいられないのかもしれない。

(おとなの小論文教室。、山田ズーニー)
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【コメント】

自分らしい、
っていう言葉が、
今ほど使われていないときには、

自分らしさ、
っていうものが、
本当に気づかれないところに、
ちゃんとあるような気がしてました。

けれど、今のような時代になって、
自分らしさ、っていうものが、
なんだか、商売道具のような言葉にまで
なってくると、

自分らしさ、っていう言葉ほど、
よそよそしいものがないかのようにさえ
思われてしまいます。

同じ言葉っていうのは、
それほども、飽きられる、
というか、気持ち悪い。

毎日毎食、
同じものを
食べさせられているような
気分なんでしょう。

朝、娘を学校近くまで
車で送っていくときに、
だいたい、同じ時間帯に、
FMラジオから、同じCMが流れてきます。

生命保険代理店のCMです。
「保険の見直しをお願いして、
 一生のお付き合いをしている」
みたいな言葉。

以前は、気にせずに、
聴いていられたものですが、
今となっては、
あまりにも胸焼けするような感覚に
なってしまい、思わず、
スイッチをオフにする。

わたしたちは、
ちょっとずつ変わっている。
進化か、後退かは分からないけれど、
そんな私たちを、いつまでも、
同じ言葉で表現しようとするのには、
かなりの無理があるんでしょう。

だから、
自分が自分であること、
自分を表現することっていうのは、
ちょっとずつ、
変わっているはずなんですよね。

(参考)
おとなの小論文教室。(山田ズーニー)


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