横山秀夫ワールド: 裁判官 アーカイブ

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2008年10月 5日

密室の人

横山秀夫「動機」の中におさめられている短編。

任官して22年の裁判官が、
法定において証人尋問が行われているなか、
10~15分ほど居眠りをしてしまった。

それだけなら、まだしもよくあることなのだが、
「美和」と妻の名前を呼んだのだと言う。

それが、予想外に大きな出来事となり、
新聞記者、上司、妻をも巻き込んだ「事件」に発展していく。

そこで、自分の仕事や生き方を見つめさせられる裁判官。
妻との結婚の背景にあった事実などが分かってくる。

裁判官には、
「法と良心」に従いというルールが
あるけれど、それだけで、
かなりのストレスがあるんだなぁ、
ということを感じた。

そりゃそうだ、人を裁く立場にある人間が、
いい加減であっては、司法の信頼が落ちてしまう。

職業というものが、
人格形成などに大きな影響を与えるのが、
あらためて、よく考えさせられた。

わたしは誰?

55ページの短編ストーリー。



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