横山秀夫作品の警察官人生


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横山秀夫さんについて

横山秀夫さんは記者出身の作家。1957年1月17日生まれ。警察官、警察組織を描く、鋭い視点には、その経験の濃さが垣間見られます。半落ち、看守眼、動機、クライマーズ・ハイなどを読んでいると、警察ばかりでなく、組織のなかで生きていくことの葛藤が間近に感じられる。そんな言葉を集めてみました。まだまだ色々な本を生み出してくれることでしょう。楽しみです。

2009年12月24日

不幸の波紋

犯罪とはこういうものなのだ。
直接の被害者だけでなく、
思いも寄らないところにまで
不幸の波紋を広げ、
多くの大切なものを踏みにじる。
人を泣かせ、人を傷つけ、
人の一生を狂わせる。
、横山秀夫)
 
知らなかった、という言い訳が
通用する場面と、
通用しない場面があるんですよね。
だから、そのセリフを多用する人間には、
ならない方がいいだろうな。

頑張ってない人

だって、人間ってそうじゃないですか。
頑張ってる人を見て
勇気もらうとか言うけど、
そんなの嘘で、ホントは、
頑張ってない人とか、
頑張りたいのに頑張れない人とか見て、
ああ、よかったって安心したり、
ざまあみろって思ったり、
そういうの励みに生きてるじゃないですか。
、横山秀夫)
 
人は、安心が欲しいんでしょうね。
安心して頑張るか、
安心して怠けるか、
そのどちらか。
今の自分は、安心して怠けたいけれど、
頑張らなければいけない時期で、
まいった、まいった。

これまで読んだ本

2009.12.25まで。

寄り添う

寄り添っていることが大切なのだ。 (、横山秀夫)
 
いっしょにいない人には、
なかなか本当のことは話せないです。
だから、本当のことを、
相手の口から
言ってもらうためには、
寄り添っていた方がいい気がします。
どれだけ時間がかかるかは、
その間柄、いっしょにいなかった時間に
左右されるでしょうが。

顔

怯えている人間

怯えている人間というのは
そういうものだ。
依頼心が強くなっているから、
見た目も喋り方も
どこか甘えた感じになる。
、横山秀夫)
 
「決別の春」からの言葉です。
何かに怯えているときに、
頼りになりそうな人が登場すると、
やっぱり、甘えたくなります。
自分の努力とか、そういうものを
なしにして、頼りたくなる。
けれど、自分の人生を、
ちょっとずつでも変えられるのは、
結局、自分なんですよねぇ。

男社会

動かしがたい男社会。
警察はそうだ。
...
ただ焦り、もがき、傷つく毎日...。
組織の中で女が生きてゆくことの
難しさに堪えかね、
目の前の恋にすべてを投げ出す。
あるかもしれない。
、横山秀夫)
 
「魔女狩り」からの言葉です。
組織で生きるのは、
女の人ばかりでなく、
男の人にとっても、
辛いことが少なくないです。
女性より、ちょっと、
心を鈍らせるのが上手なだけで、
けっこう疲れているのが事実じゃないでしょうか。

2009年10月 8日

肯定の笑み

質問にすぐに答えようとなさらずに、
静かに肯定の笑みを。
看守眼[秘書課の男]、横山秀夫)

ハッキリした言葉をいうことが、
いつも得策とは限らない。

2009年10月 7日

勝てる人間

人生に、勝てる人間など
いるはずがないではないか。
看守眼[口癖]、横山秀夫)

勝ち組、負け組、という。
しかし、それは、
今という瞬間を見てのことだけ。
その先は、分からない。

バラ色の人生

バラ色の人生が待っているんでしょう?
それしきのこと、我慢しなさい!
看守眼[口癖]、横山秀夫)

上から目線で言われると、
なんだか、バラ色でなくなる。

調停

調停というものは裁判とは違って、
善悪や白黒の決着をつける場所
ではありません。...
双方が納得できる公正で
妥当な合意を探し出す場です。
看守眼[口癖]、横山秀夫)

世の中のやり取りは、
基本的に調停なんだと思う。
その簡単な合意ができない関係だけが、
裁判所の「調停」に持っていかれてしまう。



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