ストーリーを思いつくよりも、
気持ちや感情の核になるようなものを
つかむことが大切なんです。
(
作家の読書道、石田衣良)
人生の物語は、
出来事が何か起こるんじゃなくて、
感じ方の個性というか、根本というか、
根底にあるものが、出来事を
どういう意味合いでとらえるかで、
ドラマみたいになっていくんだと思う。
自分独自の世界観を持って、
そこから世界を眺めることが
できるかどうかなんです。

(
作家の読書道、石田衣良)
自分の世界観を持っていないと、
目に見えている世界が
どういうものか見えてこない。
生き方も見つからないかもしれない。
何でもそうでしょうけれど、
一度は溺れてみないと
わからないものです。
本もそういうもののはずです。

(
作家の読書道、石田衣良)
溺れてみて、自分の弱さを知る。
溺れるまでは、自分は、
溺れることなんかないと思ってる。
しかし、溺れることはあるのだ、しっかり。
精いっぱいで、
間違いをやらかしたかもしれない。
だけど、前進するって、
ほんとうはそういうことなんじゃないか。

(
明日のマーチ、石田衣良)
精いっぱい頑張る、
ってことは、失敗なし、
ということじゃない。
むしろ、精いっぱい頑張っている時に、
たくさん間違い、失敗、ミスが
多かったりする。
けれど、精いっぱいになっていることが、
次につながることも、少なくないのだ。
人の過去は、その未来と
同じくらいわからない。

(
明日のマーチ、石田衣良)
今がどうあっても、
それだけで、この先のすべてが
決まるわけじゃない。
たとえ、まわりが決めつけても、
自分が決めつけないで、
行動を起こす限り、いつでも、何かしら
変われると思う。
人が増えれば、トラブルも増える。

(
明日のマーチ、石田衣良)
人がトラブルの種。
トラブルと感じるから。
トラブルを作るから。
トラブルを解決できないから。
自然に盛りあがった運動が、
こんなふうに誰かに利用されていく。
それがきっと
この世界の実際の姿なのだろう。

(
明日のマーチ、石田衣良)
人は、利用し、利用される。
そして、その方が、
うまくいったりすることも多い。
一人で何もかもやって、
うまくいかせるのは、
よほどのパワーが必要だ。
旅をすれば、人は変わる。
それも徒歩の旅を何週間も続ければ、
変わらざるを得ない。

(
明日のマーチ、石田衣良)
おまかせで、
連れて行ってもらう旅と、
自分で考えて、
自分の足で歩く旅では、
きっと、残るものが違う。
おれたちは旅をしてるのさ。
変わり続けるしかないんだ。

(
明日のマーチ、石田衣良)
旅は、終わらない。
1つ終われば、また始まってる。
どこに向かうのか、どこへ行くのか、
進んでみないと、わからないこともある。
過去になにがあったとしても、人間て、
未来になにをするかで決まるんじゃない。

(
明日のマーチ、石田衣良)
やり直しができたら、
やり直したい気もする。
けれど、また、
記憶やら知識やらも消されて、
選択する場面に置かれたら、
同じことを選ぶ可能性も大きい。
やっぱり、未来の行動しか変えようがない。