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海堂尊について

1961年、千葉県生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『チーム・バチスタの栄光』にて。2006年デビュー。他の作品に『ナイチンゲールの沈黙』(宝島社)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(宝島社)、『イノセント・ゲリラの祝祭』(宝島社)、『螺鈿(らでん)迷宮』(角川書店)などがある。現在、勤務医。

2010年5月31日

欠落

自分の人生を目一杯満たしてしまえば、
欠落など気にしている暇はありませんし、
そもそも、まったく欠落がない人間など、
この世には存在しません。
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
人間は、欠けている。
何か欠けているところをもって、
個性として、それで、
欠けていないところも個性になって、
人それぞれの生き方が成り立っていく。

2010年5月30日

医者

医学部に受かるには
頭がよくないとダメだけど、
いいお医者さんになるには
ハートがよくないとダメなんだって。
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
資格の必要な仕事は、
結局、勉強を努力しないと
手には入らない。
しかし、いい仕事人になるかどうかは、
また別の話。

2010年5月29日

命の流れ

死にゆく命があれば、
生まれ落ちる命がある。
こうやって世界は何一つ変わることなく、
すべてがうつろいゆく中、
時だけが流れ去っていく。
それは川の流れのようなものなのだろう。
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
生きていることが当たり前で、
命があることも当たり前になると、
いろんな大切なことを忘れていく。

2010年5月28日

だいたい同じ

料理の評価は、往々にして
こうしたささやかな心づくしで
決まったりする。
ひっくるめると、
大体同じだから同じだと
言いくるめる評価は不当だね。
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
だいたい同じと、同じでは、
人の見方で、また、
どこを見るかで、実は、
かなり違うものだったりする。

自分の問題じゃない

学会のお年寄りたちは、
自分の問題じゃないから
好き勝手なことが言えるわ。
でもその人たちは本当に
この問題を一生懸命考えてるのかしら?
そうは思えないのに、どうして、
そんな人たちに従わなくてはならないの?
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
自分の問題じゃない人は、
何については、勝手なことが言える。
理路整然といえることほど、
勝手なことだったりする。

2010年5月27日

裏返し

大切なのは何を重視するか、なのさ。
裏返せば、何を切り捨てるかということだ。
マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
何かを大切にする、
っていうことは、
限られた時間の中で行うことだから、
何かについては大切にしない、
ということに、間接的につながる。
それを理解していないと、
自分にも他人にも期待しすぎてしまう。

無邪気に

なぜみんな、
こんな世界に固執するのだろう。
なぜ、今の世界が
ずっと変わらないだなんて、
無邪気に信じ込めるのだろう。

マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデ、海堂尊)
 
生きている世界は、
いつも変わっていく。
いつまでも、このままとは限らない。
思い込みだけでは、生きられない。



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