【浅田次郎さんについて】
1951年、東京都生まれ。自衛隊に入隊、のちアパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビューしました。『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞。時代小説やエッセイのほか、『蒼穹の昴』『中原の虹』などの中国歴史小説がある。わたし個人としては、『蒼穹の昴』が大好きです。



逆戻り

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歴史が逆戻りをして、
うまく行ったためしは
ただのいちどもない。
中原の虹、浅田次郎)
 
あの頃がよかった、なんて、
新しいことに慣れないうちは
思ってしまう。けれど、
慣れるまでがんばれば、
自分の能力はアップして
慣れるようになっていく。


貧乏で勝つ

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あんたみたいに
立派な貧乏人は、
どこを探したっていやしない。
強いわけさ。
世の中の金持ちが束になってかかってきたって、
こんな立派な貧乏人にかなるわけないだろ。
中原の虹、浅田次郎)
 
自分に与えられたもので、
勝負すること。
それって、簡単じゃないこともある。
でも、自分の土俵であれば、
勝てる勝負もあるはず。


人生は戦争

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人生は戦争だ。
作戦通りにことが運ぶはずはない。
中原の虹、浅田次郎)
 
思い通りに進む人生はない。
金メダルだけがいつも手に入るもんでもない。
銀メダルもあれば、予選落ちもある。
それを乗り越えて初めて、
人は、人生の戦いに慣れていく。


歴史を知る

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生きとし生ける者みなすべて、
歴史を知らねばならぬ。
なるべく正しく、なるべく深く。
何となれば、いついかなる時代に生くる者も、
みな歴史上の一人にちがいないからである。
では、いったい何ゆえ歴史を知らねばならぬのか。
おのれの歴史的な座標を常に
認識する必要があるからである。
おのれがいったいどのような経緯をたどって、
ここにかくあるのか。
中原の虹、浅田次郎)
 
自分がどうしてここにいるのか。
どうやって、ここに生まれる歴史があったのか。
父母、祖父母、さらに歴史をさかのぼれば、
果たせなかった思い、生命にこめられた命が
見えてきたりします。


ありえねえこと

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世の中は、
ありえねえことほど起こる。
明日のてめえがわかっているやつなど、
ひとりもいねえんだ。
中原の虹、浅田次郎)
 
ありえないことは、
いろいろある。
けれど、ありえないことのすべてが、
何もしない前から、無理なこととは限らない。


どうしようもない

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これはどうしようもないと思ったら最後、
何もやる気がなくなってしまいますよ。
どうしようもないことをどうにかするのが、
人間なんだろうと思います。
人間らしく生きるっていうのは、
そういうことですね。
中原の虹、浅田次郎)
 
人間らしいとは、
なにかをどうにかしようって
がんばることなんですね。
それって、ほかの動物にあるとしても、
人間の頭がフルに回転すれば、
一番優れているはず。それをしないと、
たしかに、人間じゃないかもしれない。


どうしようもねえ

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どうしようもねえことなんて、
この世にあるものか。
どうしようもなけりゃ、
どうにかすりゃいいんだ!
中原の虹、浅田次郎)
 
どうしようもないことは、
どうにかするようにがんばればいい。
それだけでいいのだ。
あきらめたくなければ、
そうするしかないのだ。



プロフィール

Shu。言葉力仕事人。いい言葉ねっとを運営。著書「読めばたちまちハッピーになるイイコトバ。」

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