言葉の幹と根は、沈黙である。
言葉の幹と根は、
沈黙である。
(吉本隆明)
誤解されたくない、
と思って発する言葉に、
ウソがあって、
だまされないぞ、
と身がまえて聞いて、
自分なりに思った言葉に
間違いがあって、
人間がそんなことばかり、
お互いにくり返していたら、
言葉の意味がなくなる気がする。
通じあうために、
生まれた言葉が、
なんとなく目的から遠くなる。
そこに出てくるのが、
沈黙という武器。
誤解されるのもいい。
だまされるのもいい。
そう思えば、
言葉に振り回されすぎないで済む。
言葉は大切だけれど、
言葉だけが唯一と思って
生きていくのは、
どことなく儚い。
あるがままに受け入れ、
あるがままに聞き流す、
っていうのも悪くない。
沈黙は、そんな武器。
そして、
言いたいことは言うけれど、
誤解されたり、
反論されたり、
無視されたりしても、
それはそれでいい。
そう思えたら、
本当の意味で、
言葉をコントロールできるように
なるんじゃないかな。
そうありたいものです。
