抜かずして相手を制す。...
抜かずして相手を制す。
これ、剣の究極よ、哲理よ。
(「密命」読本、佐伯泰英)
おどし言葉は、
それを聞く相手に
慣れられます。
何度も何度も、
同じ言葉は通用しない。
最初は通用しても、
2回目は、
この前も同じこと言った、
けれどたいしたこと
なかったじゃん、
となるだろう。
単なる「おどし」でなく、
空気で威圧できたら、
その説得力は大きい。
私も、
そういうのを
身につけられたいいけれど、
ついつい、言葉に頼ってしまう。
おどしのような、
おだてのような、
同情を誘うような、
お願いのような、
命令のような...
いろんな言葉を使って、
使いまわして、
その効果が薄くなりながらも、
言葉に頼ってしまう。
つくづく、
だめだなって思います。
剣で仕事をする人間が、
その剣を抜かないで
勝負をつけられたら、
楽といえば楽だ。
そして、お互いにとって、
メリットも大きい。
無駄な命も、労力も、
失わなくて済むからね。
この人の言うことは、
きかなくちゃダメだな、
って思われる人間になるには、
こんなことが必要なのかな。
「きちんと一つの仕事を
やってきた人の言葉には、
それなりの重みが
ついてくるんだって。」
(中庭の出来事、恩田陸)
一つの仕事をよく分かって、
それを成し遂げる、
っていうのは、大変なこと。
もちろん、
ただ、同じ職場環境にいれば、
それでいいのか、ってことでもない。
自分の仕事を
ちゃんとやれている人の空気、
たしかに、違いますからね。
やれていない人の空気と比べれば、
明らかに違う。
(参考)「密命」読本(佐伯泰英)






