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2008年12月26日

いつか役に立つというのは、...

いつか役に立つというのは、
幻想にすぎないんですよ。

(雑誌DIME、壺阪龍哉)

今すぐ必要でないけど、
とっても安いからということで、
思わず買ってしまう。

長い間しまっていたり、
使っていないけど、
いつか役立つかもしれない
と思うから、
なかなか捨てられない。

本当の意味で、
「いつか」のために
今がんばっていることなら、
価値があるかもしれない。

けれども、
過去ムダに集めたことや、
今ムダに作ってしまったものを、
あいまいな意味合いで、
「いつか」役立つだろうと思うのは、
現実からの逃げかもしれない。

本当に、いつかを考えるなら、
わたしたちは、
その「いつか」のために、
いつも進化していた方がいい。

過去に集めたものや、
過去に作ったものに、
とらわれずに...

そして、今のままで、
いつか良いことがあるだろう、
なんていう願望だけに
病んでしまわないためにも。

いつかって考え出したら、
現実からの逃げかもしれない。
何事においても...

(参考)1秒整理術! (壷阪 龍哉)

»友達に、いい言葉カードを送る

2008年11月30日

少しでもやりたいことがあるなら...

少しでも
やりたいことがあるなら
やってみればいいじゃないの。

やりたいことが
まったく見つからない人は
沢山いるんだから。

(天使の梯子、村山由佳)

やりたいことを、
いろんな理由をつけて
やれないことにしている自分。

けれど、
本当にやれない時には、
「どうして、やらなかったんだろう...」
と後悔する。

やりたいことが
いつもあるとは限らない。

その上、
そのやりたいことをやれる力があって、
タイミングがいいっていう時も、
そんなにあるもんじゃない。

もう少し時間が出来たら、
もう少しお金が貯まったら、
もう少し子供が大きくなったら、
もう少し仕事が忙しくなくなったら、
もう少し体具合がよくなったら、
もう少し介護の手間がかからなくなったら...

そんなことを言っているうちに、
残りの時間がどんどん少なくなっていく。

もし、やりたいことを
何1つやっていなかったら、
時間が足りないなんてことにもなる。

やりたいことは、やってみよう。

失敗するかもしれないから、
なんて躊躇している暇はない。

失敗も何も出来ない時が来たら、
どうしようもないですからね。

(参考)天使の梯子(村山由佳)

»友達に、いい言葉カードを送る

2008年10月 9日

楽しい=自由だと思って...

楽しい=自由だと思って
飛び込んだんですけど、

途中で気付くわけですね、
全く逆で、こんなに
しんどいものはないって(笑)。

(日経エンターテイメント、福山雅治)

楽しい、自由だ、
と感じられるものが正解で、

しんどい、苦しい、
と感じちゃうものは不正解、

っていう結論だけで生きていったら、
きっと、そのうち、苦しいことばかりが
溜まっちゃうんじゃないだろうか。

楽しいと感じることの中に、
後々で苦しいと思うことが
出てきてしまうことは少なくない。

大切なのは、その時であって、
そこから、どうやって、
また「楽しい」ことに盛り返していけるか。
そういう能力を自分の財産だと思って
身につける努力をしているか、
ってことが大切だと思います。

楽しいこと依存症よりだったら、
楽しく生きること依存症の方がいい。

子供の頃には、
いろんなことをお膳立てしてもらって、
楽しませてもらったり、
幸せを感じさせてもらったり、
という環境にいたかもしれないけど、

こんなに変容している世の中では、
1つの環境は永続するもんじゃない。

だから、財産なんですよ。

いろんなことが起きていく中でも、
楽しく生きられる瞬間をつくれる、
っていうのは...

別に、
朝から晩までずっと、
楽しい必要はない。

楽しいことに飛び込むことも、
全然、悪いことじゃない。

そうじゃないときの生きる術。
それがポイントだと思います。

(参考)最愛(KOH+、福山雅治)

»友達に、いい言葉カードを送る

2008年7月30日

もし明日のためだけに生きるなら、...

もし明日のためだけに
生きるなら、やがては、
何も残さない昨日ばかりが
残ることでしょう。

(英語)
If we live only for tomorrow,
we'll eventually have
a lot of empty yesterdays.

(トーマス・S・モンソン)

明日っていう日があるのが、
とても救いに思える時があります。

反対に、
明日っていう日もあるのが、
とても重たい気分になる時も。

楽しい明日を迎えるにしても、
重たい明日を迎えるにしても、
今日という日を過ごさなくちゃいけない。

今日をスキップすることは出来ない。

もしかしたら、
今日という日には、
その明日をもっと楽しくすることが
起きるかもしれないし、

反対に、さらに重くなることが
起きることもありえないとは言えない。

いずれにしろ、
そういうことのある今日を、
精いっぱい生きないと、
明日という日は来ないんです。

イヤな明日だというのなら、
その先で待っている楽しい「明日」
っていうのも来ない。

今日が何かを残してくれる1日に、
なりますように。明日のためにも。


(参考)カシコギ(趙 昌仁)

2008年6月11日

金がないから...

金がないから
何も出来ないというヤツは、

たとえ金があっても
何も出来ない。

(作者不詳)

わたしにピッタリの言葉です。(笑)

金がないならないなりに、
出来ることをすればいい。

それで金が増えてきたら、
金があるから出来ることを
すればいい。

とっても当たり前のこと。

けれど、もしかしたら、
多くの人は、金がない時には、
金がある時にすればいいことに憧れ、
金がある時には、
金がない時にするべきだったことを
しようとしてるかもしれない。

そうだよな。

金があれば出来ることが、
世の中にはたくさんあって、

金がなくても出来ることも、
この世界にはたくさんある。

同じように、
時間があれば出来ることも、
時間がないから出来ることも、
いっぱいあるんだよね。

言い訳を考える暇があったら、
とにかく、出来ることを始めればいい。
それだけのことだと思う。


(参考)
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学(マッテオ・モッテルリーニ)

2008年5月22日

不自由な生活の中にも

不自由な生活の中にも
楽しみを見つけられる。

(ロングテール)

人間は、不自由を感じたら、
ずーっと耐えようとはしない。

なんとかして、
そこから逃れる方法を見つけ出す。
何事についても、きっとそう。

もちろん、逃れないで
ずっと耐えるという方法もある。

しかし、ずっと耐えるにしても、
何かしら楽しみを見い出そうとする。

そこから逃れる楽しみを見つけるか、
そこで耐える楽しみを見つけるか。
それは、人それぞれの選択。

子供の時期に、
それを学ばせることが出来たら、
強い人間になるだろうと思う。

学校にいようが、
友だちといようが、
家族といっしょにいようが、
それぞれの場所で、

先生やら、環境やら、親やら、
先輩やら、友達やら、後輩やら、
何らかの不自由を、誰しもが持っている。

けれど、その不自由の中で、
楽しみをもってがんばることも出来る。
それが出来れば、人間として成長して、
心も強くなるはず...かな。

不自由が、必ずしも悪とは限らない。
今よりも一歩前進するためのヒントを
抱き込んでいてくれるかもしれない。

それこそ、不自由な中にも、
つみとる「実」がきっとある。

子供たちがする色々な経験に、
そんな期待がふくらみます。

(参考)
「自分」から自由になる沈黙入門(小池 龍之介)

2008年3月23日

幸福は 幸福なひとには…

幸福は
幸福なひとには
みえません

もしも不幸になったら
そのとき
幸福がみえるはず

(人間なんておかしいね、やなせたかし)

いや、
幸福なひとにも、
幸福は見えますよ、
と言いたくなります。

けれど、
不幸になった時には、
見えていなかった幸福が
まだまだいっぱいあったことに
きっと気づくと思うんです。

幸福な時にこそ、
気づきがたくさんあれば、
そこから転げ落ちることなど
ないでしょうけど、残念ながら
私のような人間はそうじゃない。

ちょっとでも
転げ落ちそうになったり、
転んでしまった時に、
転ぶ前の景色の良かったことが
分かってくるんです。

転んでから、
目の前に見えるのは、
足元の地面だけ。
転び方がもっと悪ければ、
自分の血がにじんだ砂利とか石も
転がっているかもしれない。

惨めな気持ちになるはずです…

幸せなことなんて一度もなかった、
なんて思っている人も
いるかもしれませんね。

注意した方がいいですよ。
もっと不幸になって初めて
気づくなんて遅いですから。


(参考)人間なんておかしいね(やなせたかし)

2008年2月13日

「運」の強い人間とは、…

「運」の強い人間とは、
 言い換えれば
「勘」のよい人間のこと。

(雑誌「週刊ダイヤモンド」、伊藤正裕)

運は、科学で説明できないけど、
なんとなく、あるような気がする。

勘もまた、
そんな説明はできないけど、
当たっている時がある。

説明できないものが、
説明できないものに通じてる。

なんとなく、
そういうことなら、
そうかもなっていう気がします。

いろんな人の判断や行動が重なって、
自分に、いい風が吹いてくる。
時には、悪い風もありえる…

この人は、こんな性格で、
今日はこんな気分だろうから、
こういうふうにするだろう。

そういう予想は、
経験からすることもできるけど、
経験だけで分かるものでもない。

性格はある程度決まっていても、
その日その日の気分は変わってくる。
気分が同じでも、
何をするかまでは決まっていない。

そして、
そんな気分の違う人が
それぞれ集まって、
いろんな結果が生じる。

そんな結果を、
自分の得にするために、
勘が必要になってくる。
けれど、その勘がいつも
当たるとは限らない。

とは言っても、
経験やデータが少ない時ほど、
勘がなくてはならない。

勘を試して、運を試して、
人は強くなっていくのです。

どちらも試さなければ、
どうにもならない。


(参考)常識を再発明する!(伊藤正裕)

2007年6月19日

狂っている世の中で狂うことが、…

狂っている世の中で狂うことが、
まともになれる道なんです。

(「狂い」のすすめ、ひろ さちや)

誤解されると、
とんでもない犯罪ばかりが
起きそうな言葉ですが、

なんか、
うなずいてしまいます。

私の好きな言葉も、
自然に思い出しますし…

「常識は、それほど常識でない。」
Common sense is not so common.
(ボルテイリ)

自分では受け入れたくないのに、
縛られてしまう常識、

本当に欲しいわけでもないのに、
持っていなければ恥ずかしく
思わされてしまう夢、

群れていないと不安になるから、
加わっている仲間…

そんな状態が、
狂っていないと言われ、
そこからはみ出ると、
狂っていることになる時もある。

そして、
そう見ている方は、
いつまでも、自分だけが
まともだと思っていたりする。

けれど、まともか、狂っているかは、
本当は、どうでもいいことかもしれない。

他人の目から見てじゃなく、
自分の目から見て、
自分の人生をちゃんと生きてるか、
っていうことが、大切でしょう。

自分の目がなくて、
他人の目ばかりの世界が、
狂っているんだと思います。

他人の目ばかり気になる人は、
本当に、狂ってしまいそうに
なるでしょうし…

私だって、
他人の視線ばかり並んでいる光景を
想像したら、気分が悪くなります。


(参考)「狂い」のすすめ (ひろ さちや)

2007年6月14日

人生には、加えるものはあっても、…

人生には、
加えるものはあっても、
引くものは何一つありえない。

(人生の短さについて、セネカ)

生きていることそのものが、
大きな仕事だと思います。

だから、
生きていれば必ず、
何かが加わってきます。

引かれているように
見えるような体験であっても、
きっと何かが加えられている…

無駄だったと思う体験にも、
引くことのできない知恵が
含まれていることでしょう。

そろばんを教えてから、
うちの三女は、やっとこさ、
足し算がすらすらと
出来るようになりました。

そろばんに感謝です。

やっぱり、ポイントは、
何に対して足されているか、
ということが、
そろばん玉という視覚化されたもので、
分かったためのようです。

人生の体験というものも、
自分の何に対して足されているか、
ということが見えてこないと、
結局、何が足されているか、
も分からないこともある。

今日は、
何が加えられているか。
何が足されているか。

そんな気持ちで
毎日の自分を眺めていたら、
もっと楽しい気がしてきました。


(参考)人生の短さについて(セネカ)

2007年6月 6日

何も打つ手がないとき…

何も打つ手がないとき
一つだけ打つ手がある。
勇気を持つことである。

(ユダヤのことわざ)

勇気を持つだけで
何が出来るか。
と考えるよりも、

勇気を持って何をするか。
を考えた方がいい。

というのは、
「何が出来るか」
を考え出すと、
だいたいは勇気がなくなるから…

出来なそうに考えるから、
勇気がなくなるんであって、

出来るか出来ないかを考えず、
勇気を優先した方がいい時もある。

それは、
打つ手がないのが事実じゃなく、
打つ手が思いつかないことが
ほとんどだから。

だから、
勇気がないのが事実じゃなく、
その勇気の出し方を
知らないことも多い。

勇気がサビつかないように、
それを出さなければいけない場面を
頻繁につくった方がいいですね。

そういう場面が来ることを
待ってばかりいちゃいけない。


(参考)がばいばあちゃんの勇気がわく50の言葉 (島田 洋七)

2007年5月30日

身命を賭としての決意をするならば、…

身命を賭としての決意をするならば、
そこまで考えていたのならば、
また別の生き方があったのではないか。

(鈴木宗男)

背水の陣…を思い出す。

追いつめられて、
追いつめられて、
逃げ道がなくなった絶体絶命の時、
人は、大きな覚悟をして
敵に立ち向かうことが出来るもの。

しかし、
逃げ道が少しでもあれば、
大きな覚悟など避けて、
どこまでも逃げ続ける。

それでも、逃げ道がなくなる時がくる。
いきなり、背水の陣だ。
さて、人はどうするか。

もしかしたら、
逃げることに慣れてしまった心は、
もうすで疲れてきってしまい、
大きな覚悟どころで
なくなっているかもしれない。

今日の言葉は、
不正の疑惑をもたれて、
自殺を選んだ仲間へのもの。

自殺を選ぶしかなかった人の苦しみは、
100%完璧には分かりえないけれど、

不正に手を染めて追い込まれ、
命を絶つことを選ぶ瞬間よりも、

しがらみなどに苦しみながらも、
後々の自分が納得のいくことを選び、
それに命を賭けることを決めた瞬間を
経験したいな、と思います。

命をかけたものの本当の価値は、
後になってみないと
分からないものだから…


(参考)闇権力の執行人(鈴木宗男)

2007年5月28日

問題の本質は同じです。

問題の本質は同じです。

(ゴードン・B・ヒンクレー)

心理学者のマズローによると、
人間の欲求は、5段階だそうです。

1.生理的欲求
2.安全に対する欲求
3.愛情の欲求
4.尊重の欲求
5.自己実現の欲求

欲求のなかには、この5つに
ハッキリ分かれるものばかりでなく、
微妙に重なっているものも
あるでしょう。

しかし、もし生きていて、
問題とか、争いに出くわしたとなれば、
きっと、このどれかに本質がある
というのは、分かるような気がします。

食い物の恨みは恐ろしい、
から始まって、
睡眠欲や性欲を邪魔されると、
人は怒りを感じるものです。

でも、その怒りをうまく
おさめられる人であれば、
その欲求は、愛情とか、
尊重とか、自己実現とか、
もっと高いところに
あるからなのでしょう。

低い次元の問題は、
高い次元の欲求を引き出さない限り、
解決するわけがなく、

低い次元で話し合ったり、
争ったりしているうちは、
収拾がつかないのです。

だから、問題の本質は、
いつも同じ。

そして、その問題や争いに
自分がかかわっているとすれば、
相手の欲求にも、
自分の欲求にも、
原因があるのが普通なのです。

少なくとも、私自身の場合は、
そんな気がします。

本質が見えてくれば、
意外とカンタンに、
自分のバリアを解くことも
出来たりします。

それは、ええことだ。


(参考)コトの本質 (松井孝典)

2006年12月21日

シアワセはシワとアセでできている

シアワセはシワとアセでできている

(日本サムソン)

シワ(皺)とアセ(汗)
という組み合わせも
面白いですが、

このカタカナ4つからは、
アシ(足)とセワ(世話)
という組み合わせも
出来るんですね。

要は、自分から
動かないことには、
幸せは来ないのでしょう。

足を動かして、
誰かの世話をして役立っていれば、
幸せになれる? 本当かなぁ…

世の中、不思議なものです。

誰かの世話になっている人を見て、
自分で何もしなくてもいいなんて、
うらやましいなぁ、幸せなことだなぁ、
と、周囲はその人のことを思ってても、
本人は、ちっとも幸せを感じてない、
なんてことは少なくありません。

じゃあ、
その人を世話している人は幸せか、
と言えば、幸せを感じていない人を
世話していて、幸せを感じるのは、
とても難しいこと。

何をやってあげても、きっと、
不満だらけ、キリがないのです。
そんなことばかりに付き合っていたら、
自分でさえも具合が悪くなります。

世話をしてもらっても不幸、
世話をしてあげていても不幸。

どんな立場にいたら、
幸せを感じられるのか。

おそらく、立場の問題じゃない。

やっていること、
やってもらっていることで、
幸せを感じられるわけでもない。

幸せを感じられる次元に心を置いて、
生きていないと、何をしても、
何をされても、幸せは感じられない。

そういうことじゃないかなぁ、
と感じます。


(参考)オレンジレッスン。(犬飼ターボ)

2006年10月 2日

世の中には、二種類の人間がいるんです。…

世の中には、
二種類の人間がいるんです。
出来ない理由を探す人と
出来る方法を探す人。

(石田純一)

複数の方から、
この言葉の投稿がありました。
私は見ていませんが、TV番組
「ビューティ・コロシアム」で
口にされた言葉のようですね。

似たような言葉が、
たくさん思い浮かびます。

彼の人となりには、これまで
さまざまな疑惑(?)がありますけど、
それはさておき、
この言葉だけを考えれば、
もっともだと思います。

たとえば、
何かのビジネスを始める時に、
どういう視点で考えるかには
いろいろな選択肢があるでしょう。

自分が好きでやりたいからやる、
自分の経験分野だからやる、
安い資金ですむからやる、
ニーズがあるからやる、
将来性があるからやる、など。

もちろん、
すべての条件をクリア出来れば
問題はないでしょうけれど、
なかなか、そうはいきません。

やりたいけれど、
資金が足りないからやらない、
という選択をする人もいますけれど、
じゃあ、本当にやりたいことだったのか、
という疑問が残ります。

本当にやりたいことだったなら、
その資金が溜まるまで、
どんな苦労でも
がんばれるはずじゃないか、
なんて思ったりするのです。

先日、仕事の依頼で、
それに似た電話がありました。
電話をしている本人が、
何をしたいか分かっていないのに、
だいたいの見積を聞かれても、
こちらも答えようがないのが事実。

見積だけ集めて、仕事を占って、
どうするんでしょうって感じ。
じゃあ、あなたの本当の気持ちは、
どこにあるのか。もしかしたら、
あきらめるための見積にするの?
尋ねたい気持ちにはフタをして、
無難な応対をした次第です。

正直、出来ない理由を探すために
付き合わされる方は、
あまり楽しくないものです。
出来る方法を探すために
付き合わされる苦労は嬉しいですが…


(参考)トヨタの口ぐせ(OJTソリューションズ)

2006年8月 1日

世の中には「私の言うとおりにしなさい」…

世の中には
「私の言うとおりにしなさい」
と言う人はたくさんいます。
…助言者には事欠きません。

しかし、
「私のするようにしなさい」
と言える人はほとんどいません。

(ハワード・W・ハンター)

夏休みの昨日、
埼玉県の市民プールで
悲しい事故が起き、
テレビは、朝からその話題です。

「こうやればよかった」
「閉鎖するべきだった」
「監視員がこんなふうに立っていれば…」

など、得意気に話す顔ばかりです。

私も、もし、そういうコメントを
言う立場になったら、おそらく、
同じことを言ってしまうでしょうね。

特に立派なことを
発言しているわけじゃない。
人間のミスによる事故が起き、
当事者でないから言える発言
というわけです。

逆に、私が、
コメントを言う立場でなく、
プールを管理する立場になり、
同じような状況下に置かれれば、
同じミスをする可能性は否定できません。

本当は、自分だって
同じミスをする可能性が
あるレベルの人間であるのに、
助言しようとすること自体に、
無理があるのでしょう。

だから、誰にも聞かれない。

相手に聞く耳がなさそうであればなおさら、
自分も同じレベルの人間で
あることを自覚して
アドバイスをしないと、
何も変わらないってことになります。

助言って、難しいです。
権力が背景にある「助言」は、
純粋な意味で、それとは違いますから。


(参考)美しい国へ(安倍晋三)

2006年5月31日

1日怠けると自分にわかります。…

1日怠けると
自分にわかります。

2日怠けると
パートナーにわかります。

3日怠けると
観客にわかります。

(森下洋子)

松本幸四郎さんも、
役者さんとして
同じような言葉を
言っています。

大切なのは、
自分に分かった時に、
「私以外の人には、
 分からないだろう…」
と思ってしまう油断です。

分かってしまうものなのです。

練習不足であることや、
心が入っていないことに限らず、
悪いことをしていることなども。

この世の中に生きていて、
どこまでも秘密にしておける、
なんて思い始めることが、
いろんな「良くない結果」の始まり。

せっかく、
これまで努力してきたこと、
がんばって続けてきたことが
あるのなら、怠けないことです。

自分の怠けが、
自分以外の誰かにとって
チャンスにならないように
することです。

ただ、息抜きや、
リラックスは必要です。
怠けない分、
休める時はよく休みましょう。

怠けたことは、ごまかせません。
一時、自分をごまかせたとしても…


(参考)弁慶のカーテンコール(松本幸四郎)

2006年5月 5日

強くないさ。誰だって強くない。…

強くないさ。
誰だって強くない。でも、
誰かのためなら強くなれる。

(ドラマ「医龍」)

sefさんからの投稿です。

強く見える人がいます。
弱く見える人もいます。

人はそれぞれ、
耐えているものが
ちがいます。

歯の痛みには耐えられるけれど、
人からの非難・中傷に
耐えられない人もいれば、
その逆の人もいる。

もちろん、
そのどちらにも何にも耐えられず、
四六時中、騒いでいる人も…

もしかしたら、
強さを意識した時から、
弱くなってしまうかもしれません。

なぜなら、強さを意識し、
強さを見せたがる社会では、
「強く見せる」ことばかりが優先されて、
本質の強さが忘れられたりするから。

だから、守らなければいけないものが
でてきた時に、本当の強さが試される。

誰も、強く見せる必要なんかない。
いつか、どこかで、誰もが、
強さを試される時が来るから。
守るべきものを守れるかどうかで…

その時までに、
見えないところを
鍛えておくしかないのです。
実際、これが本題でもありますし。

(参考)医龍(乃木坂太郎)

2006年4月30日

人間の運命は、…チェスというより…

人間の運命は、
ルール通りに行われるチェスというより
むしろ宝くじを思い起こさせる。

(エレンブルグ)

いつの間にか、
ルールが変わっている。
それどころか、
ルールさえないように見える…

うまくいっていない人の
心境とは、そんなものだと思う。

一方、うまくいっている人には、
思い通りのルールが
敷かれているように見えるだろう。

本質は、そのどちらも
ずっと続くとは限らないこと。

自分も変われば、
周りのルールも「宝くじ」的に
変わっていくこともある。

そうすれば、時おり、ぴったりと
マッチする時なんかが出てきて、
波に乗れるような時期も生まれる。

気まぐれな循環…

世の中には、
そんな一面もあるんだ、
くらいに思っていた方が気楽。

「やっと見つけた」と思えたものが、
「実は過去のものだった」なんてことも
少なくもないから、

思い込みにとらわれないためにも、
「気まぐれ」を忘れないようにしましょう。

時には、自分の「気まぐれ」を
利用するのもいいかもしれないし…


(参考)ジュリエットと気まぐれ詩人(エレン・ポール)

2006年2月22日

…損失…

金を失うことは
小さな損失。

名誉を失うことは
大きな損失。

だが、勇気を失うことは
すべてを損失すること。

(チャーチル)

てらさんからの投稿です。

2006トリノ・オリンピックの
女子フィギアスケートで、
今現在8位の安藤美姫選手が
次の演技に向けて、

「成功しても、
 失敗してもいいから、
 4回転ジャンプに挑戦する」

と言っています。
立派な意気込みだと思います。

人とは面白いもので、
守るものが多いからこそ、
勇気が倍増する場合もあれば、

守るものが多いがゆえに、
勇気が鈍る場合もある。

お金でも、名誉でも、
それは守るべきものだけれど、
それと比較して、
守らなければいけないものが
出てきた時に、どう行動するか。

変わりやすい現代に
生きている私たちは、いつも
勇気を試されているように思います。

どっちを守るの? って。

みんなに共通する正解は
ないかもしれないけれど、
逃げ道のような「勇気」でない限り、
勇気が必要な方を選んでいたい。

そう思います。

(参考)中村天風一日一話 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話

2006年2月 1日

怒るという行為は、…

怒るという行為は、
誰かに投げつけるために
直火にかけた石を
握るようなものです。
火傷をするのは自分…

大火傷を負う前に、
その石を捨てることが
肝要なのです。

(人生は数式で考えるとうまくいく、大村あつし)

大村あつしさん自身から、
本をいただき、拝見しました。

ITライターとして
活躍されながらも、
自分が創業した会社を
失うことになったり、
と経験豊か(?)な一面を
感じさせられる一冊。
そこからのいい言葉です。

先日紹介した「嫉妬レース」の
いい言葉にも通じる気がします。

怒るために
どれだけ正当な理由が
あったとしても、
火傷する可能性は
否定できない。

そもそも、怒りで
心が満たされた段階で、
心の余裕が失われる、
という損をしている。

しょっちゅう怒る私は、
すでに全身火傷に
近いかもしれません。(笑)

火傷をした後は、
皮膚が再生されるまで
2週間以上とか、
かなりの時間を要する
らしいです。

だから、ちゃんとした皮膚が
出来あがる前に、熱い石を
何度も持ちあげる人というのは、
皮膚の感覚が鈍ってしまって
いるかもしれません。

怒りっぽい人も、
それと似ている。
注意せねば…


(参考)人生は数式で考えるとうまくいく(大村あつし)

2005年12月28日

絶望感が漂っていたんですが、…

絶望感が漂っていたんですが、
結局のところ、…
丁寧に積み上げることでしか
達成できないというのが結論でした。

(雑誌「プレジデント」)

NHK教育番組でも
読まれていたのですが、
「半日村」(著:斎藤隆介)
という絵本を思い出しました。

半日村というのは、
その名とおり、半日しか
日が当たらない村のことです。

それは、後ろに
大きな山がそびえているためで、
そのため、作物も十分に育たず、
村人達にも活気がありません。

一平という子供は、ある晩に、
両親が「あの山さえなかったら…」
と嘆くのを聞き、次の日、
日光をさえぎる山へ登ります。

そして、山のてっぺんの土を、
袋に詰めて肩に担ぎ、山をおりて、
ふもとの湖に、袋の土を捨てました。

あまり意味のない作業です。
子供たちも、大人たちも、
一平を見て笑いました。

でも、一平はかまわずに、
毎日毎日、それを続けました。
そのうち、子供も、大人も、
同じことをするようになります。

それは、大人たちが死んで、
一平たちの世代の子供が生まれ、
大きくなっていくまで続きます。
そして…

絶望的な環境におかれたとき、
私たちには、いろんな選択が
できます。

その環境を出て、
あらたなスタートを切ることも、
はたまた、
その環境に愛着があるなら、
そこから少しずつ這い上がることも。

どちらを選んでも、
きっと大変なことがありますよね。
絶望に留まりたくない思いだけが
先に進ませてくれるかも…


(参考)博士の愛した数式(小川洋子)

2005年10月 2日

私にとって、自由は、…

私にとって、自由は、
学べる場所に行き学ぶことだよ。
私は、もっともっと学びたい。

(英語)
To me, liberty means
going to school and learning.
I want to learn more and more.

(85歳の小学生:キマニ・ンガンガ、AsahiWeekly)

アメリカで学び始めた、
ケニア人の言葉です。

昨晩、うちの次女が、
「学校がつまらない」
と言いました。

少し驚いたので、
「なんで?」と尋ねると、
手をあげて意見を言う人も、
忘れ物をして怒られる人も、
先生が教えることも、
「いつも同じ」ように
感じるらしいのです。

要は、刺激が少ない、
ということでした。
だから、時おり、
いつもとは違った授業があると、
「楽しい」と感じるわけです。

分からないから
つまらないというわけじゃ
なかったので、
少し安心したのですが、

簡単に「学べる」環境が
備えられているばかりに、
こう思ってしまう娘たちと
85歳でその環境を得た老人では、
喜びが違うようです。

情報や知識が、
ちゃんと提供されている社会に
感謝したいものです。

中国で3年間、
日本人学校の教師だった知人から、
こんな話を聞きました。

あるとき、
「動物園から逃げていた虎を
 捕まえました。」という
ニュースがあったそうです。
「捕まえました」と、
いかにも手柄のように話すんです。
しかし、「虎が逃げました。」という
ニュースはやらない社会なんです。

情報が得られる社会、
学びたければその場がある社会、
本当にありがたいものです。

忘れないようにしたいですね。
そして、いつまでも、
「もっともっと学びたい」と
思える自分でありたいです。

【参考】
ナチュラル 障害はあたしのブランド(すがや あゆみ)

2005年8月28日

…「いま、生きている」…

みなさんは本当の幸せって
何だと思いますか。実は、幸せが
私たちの一番身近にあることを
病気になったおかげで
知ることができました。

それは、地位でも、
名誉でも、お金でもなく
「いま、生きている」
ということなんです。

(がんと闘い13歳で亡くなった猿渡瞳さん)

お二人の方から投稿がありました。
昨晩の24時間テレビとかでも、
おそらく紹介されたのでしょう。

natiさんのコメント。
「私たちが忘れかけている落し物を、
 教えられた気がします。」

マヤさんのコメント。
「幸せというのは、いま自分が
 ちゃんと生きているということ、
 自分を愛してくれる人たちがいることに
 気づくことなのだと教えられました。」

命が大切だ、なんてことは、
あまりにも当たり前すぎて、
逆に忘れています。

本当に大切なものであっても、
その存在に危機が訪れない限り、
その価値は思い起こせないのです。

そういう意味では、
一番大切なものではないとしても、
お金の価値もそれに入るでしょう。

そのようなことに気づくためには、
立場が違う人が
大切にしているものを
見つめるのがいいでしょう。

たしかに、その人は、
自分が大切にしているものを
大切にしてはいない。

むしろ、
自分が大切にしていないものを
大切にしている場合が多い。

そういう人の心の思いには、
きっと、自分が
忘れているものがある。

立場が違う人の声、
耳を傾けてみましょう。

【参考】
その日のまえに(重松 清)

2005年7月15日

貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら…

貧乏はハシカと同じだ。
どうせかかるなら早い方がいい。

(本多静六)

ということは、
ほとんどの人が、
一度はかかる病気(環境)…

貧乏な家に生まれた人は、
すでにかかったことになる。
ただし、親が、その環境から
子どもたちを守り過ぎて
いなければの話だが。

そうしないと、
大人になってから、
また貧乏になることもある。

貧乏のレベルには色々あるから、
これまた何とも言えないが、
サラリーマンという
安定した環境を捨てて、
自分の事業を起こしたり、
新しいことをしようとする人も
だいたいは、ある程度の期間、
それまでにない「貧乏」を
経験するはず。

新しいことはしたいけど、
うまくいくまでの間、
何の苦労もしたくない人は、

おそらく、
その貧乏期間を避けるために、
結局は、何も始めない、
という選択をするでしょうね。

貧乏にならなくて済むけれど、
自分が「生きたぁ~」という実感を
感じることもできないかもしれない。

貧乏は経験するべき、
ということなんだろうけど、
私は、お金の貧乏に限らず、

足りない状況、つまり、
環境でも何でも満たされない状況が、
何かを生むんだと思います。

満たされている状況では、
いいものが生まれるはずなんだけど、
意外と活かしきれない人間は多い。

それは、「貧乏」の経験を
賢明に理解してこなかったから
ということになるでしょう。

ただ、貧乏すればいい、
というわけじゃあないんだよなぁ。

【参考】
人生計画の立て方(本多静六)

2005年5月24日

お金や成功が、人を変えるんじゃない。…

お金や成功が、人を変えるんじゃない。
それは、もともと、そこに何があったかを
単に拡大して見せてくれるだけ。

(英語)
Money and success don’t change people;
They merely amplify what is already there.

(ウィル・スミス)

「あの人は、人が変わった。」
なんて、軽蔑されるように言われる。

それは、成功のおこぼれに
あずかれなかった人々が
陰で言う口癖らしい。

しかし、一転して、
おこぼれにあずかれるようになると、
「やっぱり、違うと思っていたよ」
なんていうことになる。

お金や成功は、
その人自身ばかりか、
その人の周りの正体までも、
ハッキリとさせてくれる。

やっぱり思い出す言葉がある。
「あなたの宝のある所には、
 心もあるからである。」
 (新約聖書マタイ6:21)

心のなかに、宝があるんじゃなくて、
宝のあるところに、心が持っていかれる。
何となく、イメージ湧きますよね?

好きな人が出来れば、心はそこへ。
何か儲け話があれば、今度はそちらへ。
新しく買ったばかりのもの、
生まれたばかりの子ども、
当たるかはずれるかの馬券、
なんでもいいんです。

心は、宝とするものへ、
あちこち引っ張られます。

そんな時に、お金や成功が、
目の前に、ちょこんと置かれると、
心の中が拡大されて、
ハッキリと見えてくるんです。
自分にも、周囲にも…

勘違いしてはいけません。
変わったのではありません。
すでにあったものが
大きく見えるようになっただけなのです。

お金も成功も、虫メガネみたいなもの。

【参考】
お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ(邱永漢)

2005年4月 4日

おおかた、人間という生き物は、良くなりたいと思っているが、…

おおかた、人間という生き物は、
良くなりたいと思っているが、

それは、最良レベルではないし、
四六時中というわけでもない。

(英語)
On the whole,
human beings want to be good,
but not too good,
and not quite all the time.

(ジョージ・オーウェル)

何か困ったことがあり、
そのために必要なことが
「自分が良くなる」ことだとすれば、
やはり、人はがんばる。

しかし、その困ったことが消えると、
それ以上に良くなることを
望む気持ちもなくなる。

体調が良くないと分かれば、
タバコや酒、糖分をひかえたり、
健康に気遣うが、大丈夫になれば、
とたんに元の生活を始める。
最高の健康は要らないのだ。

健康に限らず、
仕事や人生、恋愛においても、
そんなことだとすれば、
もったいないよねぇ、たしかに。

ただ、自分に甘いせい
ばかりとも言えない気がする。

人は、別のある面では、
とてつもなく厳しくなれたりするから。
もちろん、あらゆる面で、
とてつもなく甘い人もいるけれど…

面白いのは、
「ま、こんな程度で十分」
「もう、いいんじゃない」
「そこまでする必要ないよ」
というような人々の心理を理解して、

それらの人々を満足させるために、
「ここは、ゆずれない」
「ここは、手を抜かない」
「ここは、もっと上を求めていく」
という感じに徹底していく人々がいること。

その違いが、人生の満足度にも
関係するんじゃないかと思います。

人々を理解すれば、自分も見えてくる。

【参考】
ガラクタ捨てれば自分が見える(カレン・キングストン)

2005年2月 9日

嫌がりながらも…心底憎み切っていないところに、…

嫌がりながらも…
心底憎み切っていないところに、
いまの境涯があるのではないか。

(寒椿、宮尾登美子)

自分の人生のなかで、
自分の性格のなかで、
イヤだなぁ、変えたいなぁ
と思うことがあっても、

人は、けっこう
それに甘えていたりする。

忙しい、忙しいと
言いながら、
それに流される生活に
埋もれて、安心している。

その証拠に、
ぜんぶ自分で考えて、
ぜんぶ自分で行動して、
ちゃんと結果を出しなさい
なんて言われたあかつきには、
前の状態に戻りたくなるだろう。

人はそれぞれ、
今の自分の状態に、
抜け出したい憧れと、
しょうがないというあきらめを
もって、生きているんでしょう。

自分からの卒業。
これが一番、難しいんだよね。

誰の許可もいらない、
誰をも説得する必要がない。
そこにあるのは、自分だけ…

卒業したいなら、
憎み切るしかない。
他の人でなく、
そこで甘えている自分の状態を。

そうしなければどうなるかは、
身のまわりを見れば、
たくさんの例が見つかるはず。

イヤだ、イヤだ、
と言いながら、
10年も、20年も、30年も、
それを続けている人を。

分かれ道は、すぐそこ。
さて、どちらに進みましょう…

【参考】
「旅立ちの日に」の奇蹟 ~いくつもの”卒業”を経て、

2004年9月 8日

始めることさえ忘れなければ、…

始めることさえ忘れなければ、
人はいつまでも若くある。

(マルチン・ブーバー)

「木こりのジレンマ」という話がある。

あるところに、新しい斧を
手に入れた木こりがいた。
新しい斧のおかげで、その日は、
10本の木を切り倒すことができた。

彼は日を追うごとに、より長い時間、
より懸命に仕事に精を出すようになった。
ところが、切り倒す木の数は日増しに
少なくなっていった。

それを見た仲間の木こりがアドバイスした。
「なぜ斧の刃を研がないんだ。
 刃がそんなにボロボロでは、
 木をなかなか切り倒せないのは
 当たり前じゃないか」

すると働き者(?)の木こりは答えた。
「オレには、そんなことしている暇が
 ないんだ。もっと数多くの木を
 切り倒さなければならないんだから」

今新しいものでも、
時が経てば、古くなる。

だから、使っている道具に限らず、
選んでいる方法でも、
同じだろう。

始めなくてはいけない。

「続ける」ことも、
もちろん大切だけど、その中に、
何か「始める」要素がなくては、
結局、続けられなくなる。

続ける価値がなくなる。

サラリーマンだった頃、
パソコンの使い方を指導する役目が
あったので、だれ彼かまわずに、
キーボードを打つ指を正しく覚える
ブラインドタッチ(今は、タッチタイピング?)
を勧めていた。

上司は、
「そんなことを覚える時間がない。」
と言いながら、いつまでも効率の悪い仕事を
していた。

同僚のうちでも、それを実践して
長続きした人は、意外と少なかった。
あまり重要性を感じて
もらえなかったわけである。

しかし、いざ、急ぎのレポート作成などの
仕事の時には、それをマスターした人間が、
頼りにされているようだった。

始められないのは、
時間がないからではない。
悩みや快楽で心に余裕がないか、
先を見ていないかのどちらか。

【参考】
ユダヤ人の頭のなか(アンドリュー・J・サター)

2004年9月 4日

「イヤだ、イヤだ」と言っていたら、…

「イヤだ、イヤだ」と
言っていたら、誰も自分に
関わってくれなくなる…。

そんなジレンマの中で
気づいたんですよね。

周囲を納得させられる人は
自分のノーの理由を
ハッキリと言えるヤツ
なんだろうな、と。

ノーと感じる話を
イエスに変えられるのが、本物。

(河口恭吾)

イヤなことはしなくていい。
好きなことから、自分のものに
できるものを選んでいったらいい。

そんなアドバイスを聞くけど、
経験が少ないうちは、
イヤなものを排除しているうちに、
手持ちの駒が何一つ、
なくなる場合も出てくる。

そこで、大切なことは、
経験もしていないうちに、
イヤになっているんじゃ、
意味がないっていうこと。

もしかしたら、
好きになる可能性だってある。

私にも、そういうものがあったなぁ。
でも、幸いにも、
なんかいろいろな経験に
変えられるチャンスに
することができたから、

少しずつではあるけど、
ノーがイエスになっているところもある。
それを超えて、
得意になっているものもね…

「イヤだ」と思ったときには、
周囲を納得させられる理由があるか、
考えてみる価値だけは、
確かにありそう。

【参考】
A Place In The Sun (河口恭吾)

2003年11月13日

リアルであればあるほど、本物から離れることもあり得る。

リアルであればあるほど
本物から離れることもあり得る。

(光源、桐野夏生)

難しい言葉にも思えるけど、
そうだなぁ、って分かってくる。

目に見える現実ばかりを、
目に見えるところの成功ばかりを、
追い求めているうちに、心の中に、
満たされないものが増えてきたりする。

で、それが結局、
すべての現実を、成功を
手放すことになったりして。

ちょうどいい言葉をもう一つ見つけた。
「目に見える成功の証で、
 目に見えない心の空白を埋め続けていた。」
 (半落ち、横山秀夫)

結局、これは、
自分の求めていたホンモノじゃあない、
って気がつく時が来るんだよね。
(けっこう、何度も…)

自分のトラウマや、
周囲の声に惑わされ、
いろんなものに流される時が
あるだろうけど、ま、それも経験。

失敗しながらも、
ホンモノを手に入れよう。

リアル=目に見えるものでも、
1枚皮をはがせば、
そうでないものがある。
また、その逆もある…

でも、そんなことばかり考えていると、
かえって迷ってしまい、
手も足も出なくなりそう。

やっぱり、何か信じるものが
必要なのかもね。それを見つけるのさえ、
本当はたいへんなんだろうけど。

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年7月25日

過ぎ去りし時を癒し、今を生き、未来を夢見なさい。

過ぎ去りし時を癒し、
今を生き、未来を夢見なさい。

(英語)
Heals the past,
live the present,
dream the future.

(マリー・エンジェルブレイト)

当たり前のような言葉だけど、
けっこう難しい場合もある。

過去に生きたくなる。

昔はよかった、
あるいは、たいへんだった、
と言っていれば、
過去は、いつも同じ顔で、
こちらを見てくれているから…

思い出の良し悪しに関わらず、
変わらないものが欲しくなることが
人間にはあるんだよねぇ。

現在の自分を癒し続けようと、
立ち止まってしまう。

今の自分は精一杯なんだ、
もうどうしようもないんだ、
何も進まなくていいんだ、
そう慰めたくなる。

確かに、孤独が必要な時もあるけど、
ひきこもってしまったら、
自分を試すことも何も出来ない。
それが一番残念なこと…

未来がよく分からないから、
遠ざけるか、考えないで
生きていきたかったりする。

「長生きしたって、しょうがない。」
「今がよければ、いい。」
「誰の世話にもなんないよ。」

なんて、どうなるとも分からない未来を
勝手に決めたりする。

私たちが考えようが考えまいが、
未来は必ず近づいて来るんだよねぇ。

時間って、面白い。

砂時計のように逆さにしたり、
横にして流れを止めることは出来ない。
いっつも、同じように流れている。

だから、厳しくもあり、
やさしくもある。

現在、過去、未来、どれにも…

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年7月23日

あらゆる失敗のなかで、その最たるものは、…

あらゆる失敗のなかで、
その最たるものは、

私は断言する、それは…
何一つその失敗を自覚しないことだよ。

(英語)
The greatest of all faults,
I should say,
is to be conscious of none.

(トーマス・カーライル)

失敗の自覚があることと、
失敗に押しつぶされることは、
別ものだと思う。

失敗に押しつぶされたくないから、
と言って、失敗の自覚なしに、
「失敗は成功の元」
というスタートは出来ないだろう。

やはり、自覚が必要。

どこで読んだのか、
忘れちゃったけど、こんな言葉があった。

「大切なものを失った人の
 悲しみには、2つある。
 一つは、失ったことが本当に悲しくて。
 もう一つは、失った自分がかわいそうで。」

微妙な違いなんだろう、と思う。
ただ、失敗に押しつぶされるのは後者。
自分がかわいそうになってしまう時…

自分のことしか見えなくなったら、
失ったことの意味も、失敗の自覚も、
遠のいてしまう。

心の中で、ちゃんと分かっていないと、
どんどんエスカレートするか、
どんどん落ち込んでいくかのいずれか…

失敗を味方にしようよ、せっかくだから。

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年7月15日

どうにもならないことっていうのは誰にだってある。歯がみして…

どうにもならないことって
いうのは誰にだってある。
歯がみして地団駄踏みたいことは。

そこでどうするかが、
人の値打ちじゃないかな。

(スキップ、北村薫)

どうにもならないことが、
世の中には多すぎる?
…かもしれない。

どうでにも出来るのは、
自分の心だけ?
…のはずだけど、

それさえも、自分では
うまくコントロール出来ない。

そんなことは、
誰にでもあるんだよね。

自分だけがどうして…
なんて閉じこもり始めたら、
その気持ちは、ますます強くなっちゃう。

親とか、友達とか(あるいは本とか)が、
そのどうにもならないことで埋まっている世界と、
殻に閉じこもろうとする心のパイプ役を
担ってくれれば、これ幸い。

何度となく、
そんな経験があっても、
立ち直れると思う。

そういう時のために、
自分にとっての「いい人」を
近くに見つけられたらいいね。

犯罪とか、事件とか、
悲惨な結末に行き着くのを
最終的に防ぐのは、そういうことらしい。

だから、どんな人を集めるかも、
人の価値のように思う今日この頃。

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年7月 2日

一人の人間のアイデアを盗むことは盗作と言い、…

一人の人間のアイデアを盗むのは
盗作と言い、
多くの人間のアイデアを盗むのは、
研究と言う。

(英語)
To steal ideas from one person
is plagiarism,
to steal ideas from many
is research.

(引用不明)

面白いですね。
確かに、そういうことなんですよね。

そして、面白いのは、
アイデアを盗んだとしても、
おカネ的な利益に結びつかない場合は、
あまり気にされないということ。

それが、おカネ的な利益に結びつくと、
このうえなく気にされるもんです。

自分の身近であれ、
インターネットの世界であれ、
いいアイデアを生み出す人がいるもんだ、
と強く感心することがあります。

で、思うんですが、
その人のアイデアを盗むことは出来ても、
それを生み出したその人自身の
発想力、創造力というものは、
一つも盗めないことに気づくんです。

そんな時は、
ちょっとしたコンプレックスも
感じたりする次第です。

私たち一人一人の生活には必ず、
「生み出す」と「消費する」と
いう両面が存在します。

「生み出す」ことは、何かの利益をもたらし、
「消費する」ことは、その利益を奪います。

今の時代は、後者の「消費」を
このうえなく刺激します。

ですから、「生み出す」ことを忘れず、
盗作にならないよう、
いろんな「研究」をしましょうね。

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年6月20日

金にはすべて色がついておる。

金(カネ)にはすべて色がついておる。

(マネーロンダリング、橘玲)

その後には、こんな言葉が続く。
「汚い金に手を出した人間は、
 自ら破滅するしかない。
 そのことがわかっただけでも、
 いい体験をしたと思いなさい。」

実際、お金を手にした段階では、
その色は、あまり分からない。

しかし、どんなおカネであれ、
手にする時には、
そのカネの色に応じた心持ちになる。

カネの色は分からなくても、
自分の心の色は分かるわけだ。

そして、その心の色が、
そのカネの使い方を決めていく。
つまり、カネに色をつけていく。

カネがすべてなくなった時、
あるいは、それが巡り巡って、
自分に何かをもたらした時、
そのカネの色に気づく。

そして、学んでいくのが人間。

2度と手を出したくないカネの色もあれば、
まだまだ気づきにくいカネの色もある。

さて、皆様は、おカネの色、
見えますか?

【参考】
火車(宮部みゆき)

2003年5月28日

もしあなたが、たえず自分を他人と比べていたら、…

もしあなたが、
たえず自分を他人と比べていたら、
あなたにとってはもちろん、

周りの人たちにとっても、
人生はどんなにつらいものに
なることでしょう。

(すべては「単純に!」でうまくいく、
ローター・J・ザイヴァート)

さあ、比べようと思って、
比べている人なんて、
誰もいないと思う。

目に入ってきた瞬間、
耳に入ってきた瞬間、
知らず知らずに、
自分が引き合いに出されている。

そして、安心したり、
うらやましがったりする…

すぐに忘れる程度のことであればいいけど、
長く心に残れば、
心はさらに苦しむ。

そして、その周囲までも
巻き込むことになる。
同じレベル、またはそれを超えるために、
プレッシャーをかけたり、
騒ぎ立てたり、グチったり…

たった1つ「比べることを止められない」
という心があるだけで…

平安に過ごせるはずの生活が、
根本から崩れる。

青い鳥の話までもちだすつもりはないけど、
そういう他人の姿を見ていると、本当に
「幸せというのは、心の状態1つなんだな」
と改めて思うよ。

【参考】
火車(宮部みゆき)