まことしやかに語られ、...
まことしやかに語られ、
実際にあったこととして
信じられているこの話には、
実はおかしなところが山ほどある。
(オオカミ少女はいなかった、鈴木光太郎)
これは、
オオカミ少女の話についての
ことなんですが、
人の口から出てくる話には、
不思議な力があるように思う。
たとえば、
本当のことじゃなくても、
活字になってしまうと、
妙に力が出てくるのに似ている。
なんか、本当だったみたいに...
テレビのチャンネルを
替えたりしていて、
映し出された画面が
映画であることを知らなければ、
まるで、どこかの国で起こった事件の
ニュースかのように思ったり...
すんなり入ってくるものに、
わたしたちはだまされる。
あと、まだよく知られてないことに、
期待が加わったせいで、実体以上に
よく見えてしまったり。
インターネットを使えば、
ものがよく売れるとか、
こんな私でも成功しました、
っていう話が、
いとも簡単に信用されたりするのも、
そういうことなんでしょうね。
ふつうに入ってくる話に、
私たちは無防備なのかもしれない。
心しておかないと、
真実でないことを
信じされてしまうんでしょう。
面白い世のなかだ。





