「しゅっ、しゅっ」といいながら...
「しゅっ、しゅっ」
といいながら何度もラケットを
振っていると、何もかも忘れられた。
父親なんか帰ってこなくていい。
母親がまたお金がないと
いっているけど、
住むところがあって
生きていられるんだから
いいじゃないか。
(オトナも子供も大嫌い、群ようこ)
タイトルが気になって
手にして読んでみたら、
登場するのは、
ちょっとニヒルな女の子。
「一年生になったら
友だち百人できるかな」
先生のピアノに合わせて、
おなじみの歌を歌いながら、
こんなことも思ったりする。
「どうして友だちが
百人もいなくちゃいけないんだ」
ひねくれた見方のように思えるが、
オトナが子供に
押しつけている理想のほころびを
見事に見ぬいている気もする。
子供に限らず、オトナも、
自分の周りのどうしようもない環境に、
立ち向かっていく術が必要だ。
時には、鋭すぎて、
不器用に思われたり、
かわいがってもらえなかったり、
素直じゃないなんて言われることも
あるかもしれない。
でも、そんなことはおかまいなく、
生きていることを喜んだらいい。
環境はどうあれ、喜べるんです。
(参考)オトナも子供も大嫌い(群ようこ)
