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私たちが天才に興味を持つのは、...

私たちが天才に興味を持つのは、
自分の中に潜在的に持っているものを
美事に表現してくれた、
はっきり結実させてくれた、
という喜びを見いだすからである。

(天才の世界、湯川秀樹)

北京オリンピックまで、あと35日。
たくさんの天才たちの姿に、
感動させられることでしょう。

ところで、
ものすごい才能のある人であれば、
誰に対してでも、
天才と尊敬できるかと言えば、
そうじゃないんですよね。

相手とは、
ちょっとした距離がないと、
天才とは認めることができない。

心が葛藤するんです。

身近な人である場合には、
嫉妬心が芽生えてしまうことも
ありますから...

嫉妬心のある相手が、
どれだけの成功をつかもうと、
心は喜びません。
ますます苦しくなり、
憎しみが増すばかりの時もあります。

けれども、
ちょっとした距離のある天才に対しては、
素直に、感嘆できるのです。

そんなふうな人になりたいなぁ、
とも思えて、目標にも感じられる。

他人の才能というのは、
微妙なものです。

自分が持っていないものを持っている、
という事実には、
うらやむことも出来れば、
憎しみを持つことも出来る。
はたまた、自分の思いや可能性を重ねて、
心から応援することも出来る。

他人の才能を見て、
自分がどんな気持ちを抱くか。
自分を観察できるチャンスかもしれません。


(参考)天才の世界(湯川秀樹)

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