つまりストレスなんてのは、...
つまりストレスなんてのは、
人生についてまわるものであって、
元来あるものをかくそうなんてのは
むだな努力なの。
それより別のことに
目を向けた方がいいわけ。
(イン・ザ・プール、奥田英朗)
ないものをあるように、
あるものをないように見せる、
なんて努力はムダ。
そう割り切ろう。
また、なくなっても、
つぎのものが生まれる
ようなものについても、
そんなもんだと割り切ろう。
そんなことに
目を向ければ向けるほど、
息詰まる。
この小説には、名医(?)の
こんなセリフもあります。
「とにかくストレスの元など
へたに探そうとしないことだね。
どのみち心身症になるような人間は、
思い当たったところで
それを根絶することは
できないわけだから。」
痛烈な言葉です。
たしかに、思い当たる。
原因が分かっても、
どうしようもないこと。
分かったことはいいけど、
どうしようも出来なくて、
さらに苦しくなるとか...
たとえば、自分のストレスの原因が、
他人の存在に関係するものだったら、
どうです?
自分と未来は変えられても、
他人と過去はそうそう変えられません。
だからこそ、ストレスに
なっているんでしょうし。
目を向ける方を変えて、
ストレスを感じないものを
見つけた方がお得ということでしょうね。
(参考)
イン・ザ・プール(奥田英朗)
