…何をどういうふうに食べたか…
人と人との関係は、
何をどういうふうに食べたか
ということがすごく大きいと思う。
(雑誌「クロワッサン」、俵万智)
わが家の昨日の晩ご飯は、
「おでん」でした。
わたし的には、
おいしい、おいしい、
と思って食べていたのですが、
作った本人の妻が、
私が箸をつけようとすると、
コメントを求めるというか、
自分のネガティブな意見に
同意を求めようとするんです。
「ちょっと味が濃いでしょ?」
「大根、柔らかすぎでしょ?」
「ちくわ、煮込みすぎじゃない?」
いかにも、
ちょい完璧主義らしい妻のクセ。
かばうわけじゃなく、
子供らも私も、おいしい、おいしい、
と本心から言っているんですけどね…
そこに、
「おいしくないでしょ?」
みたいに同意を求められると、
なんとなく、雰囲気がダウンする。
食べているところには、
雰囲気があります。
わたしたちは、
その雰囲気もいっしょにして
食べ物をいただいています。
だから、
誰と食べたかも、
どういうふうに
何を食べたかということで、
心に残ったり、残らなかったり…
生きるためだけでなく、
おいしく食べたいものです。
(参考)トリアングル(俵万智)
