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光は少しも減ってはいませんでした。光を見るわたしの能力が減退していただけでした。

時々、世界が暗く感じることがあります。

何年か前に、わたしは自分の周りが
暗くなりだしたことに気づきました。
やっかいなことでした。

最初、電球の品質が
下がったのではないかと思いました。
昔はよいものを作っていたのに
最近のメーカーはどうしたというのでしょう、と。

そこで、明るい電球に取り替えました。
それでも薄暗いままです。照明器具や
電球の設計が悪いのだと思いました。
しかし、太陽までもだんだん薄暗く
感じるようになりました。

そうなると、部屋に光が少ないのが
問題なのではなく、
わたしの目そのものが問題なのでは
ないかと思うようになりました。

眼科医へ行くと、世界が暗くなって
いないことが分かりました。
白内障のせいで薄暗く感じていたのです。

わたしはその専門医の技術を
信じることにしました。
水晶体の濁った部分が取り除かれました。
そして生活に再び光がさし込んできました。

光は少しも減ってはいませんでした。
光を見るわたしの能力が
減退していただけでした。

(ジョセフ・B・ワースリン)

この言葉を読んで、今の世の中にも、
同じようなことが言えるような気がしてきた。

こんなご時世でも、多分、光はどこかにある。
そして、以前は、その光の存在を知っていて、
場所もハッキリと分かっていた。

でも、なんか、いろんなものに
惑わされたり、ふり回されているうちに、
自分で、それを見失ってしまった。

あ、現時点では、
自分以外の何かのせいにしていてもいい。
多分、それを見つけた時には、
自分の要因にも気づけるはずだから…

そんな自分に気づかせてくれる「医者」は、
どこにいるんでしょうね?

多分、「いい言葉」も、
その医者の一人とは思いますが、
かかりつけの「医者」、見つけておきましょう。

【参考】
燃えよ剣(司馬遼太郎)

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