ヒーローと悪役の差
子ども達のヒーロー番組では、
ヒーローと悪役は
歴然としているが、
大人のテレビ番組では、
微妙になってきたりする。
日本のそれは特に…
おそらく、日本人の場合、
自分の正義を主張することが
ある一線を越えると、
逆に、悪役っぽく見られるからかも。
たしかに、
「自分だけが正しい」
ということを朝から晩まで
聞かされたら、
それがいくら真実でも、
ちょっと嫌気がさしてくる。
そういうことには、
マスコミはとても敏感。
面白く伝えられるのであれば、
昨日までのヒーローを、
今日には、ものすごい悪役に
仕立てられるネタを見つけてくる。
今までにはないアウトローなヒーロー。
これは、ものすごい話題性がある。
言葉は乱暴、
態度も傲慢、
周囲からの反発も少なくない。
けれど、強い。
それが、実際は、
そんなに強くなかった。
強くないどころか、
反則技ばかりやるヒーローだった。
となれば、
敵にとっては、
この上ないチャンス。
昨日までのヒーローを、
どん底まで落とすことも出来る。
今日から悪役…
ヒーローと悪役の差なんて、
ちょっとしかなかった。
っていうことが身に染みて分かります。
きっと日本のヒーローっていうのは、
人々に支持されて初めて、
そういう存在になれるんでしょう。
いくら正しくても、
いくら強くても、
ヒーローとしての名前は、
残せない。
人気が出るまでは、
悪役に近い存在で、
その時を待っている感じ…
で、人気が出たら、
いきなり表舞台へ。
それも、その人気が続いている間だけ。
人気が薄まっていく前に、
いいタイミングで
引き際を見つけられれば、
「昔のヒーロー」という存在に
なれるけれど、
人気が薄まってからもずるずる、
さらにタイミングをかなり遅らせて、
引退しようとすると、ヒーローの面影は
全くと言っていいほど、
誰の心にも残らず、
「昔の悪役」というレッテルが
貼られることになります。
やっていることは、
そんなに変わらないけれど、
タイミングが間違うと、
そうなるんですよね。
気をつけないと…
幸いにも、
私はヒーローじゃないので、
大きな問題はありませんが。





