たった一人として…
自分が「たった一人」の存在と分かった時に、
言うことが変わる、という人がいる。
一方、「たった一人」だと
分かっても、意見の変わらない人もいる。
政治家の行動を見ていると、
けっこう、そういう人の心が
分かりやすい。
もちろん、私自身にも、
そんな傾向は否定できない。
「たった一人」でいることは、
よっぽどの決心がない限り、
恥ずかしく感じることも多いから。
たとえば、みんなで、
ランチでも食べに行った時に、
「おれ、日替わりA」
「私も」
「僕も」
「俺も」
「じゃ、私も」
なんて言われた後に、
「俺は、ハンバーグランチ」
と言う人がいたとする。
なかには、
「作る人がたいへんだから、
お前も、Aにしろよ。
その方が早いだろうし…」
っていう人がいる場合もある。
「私も」「僕も」「俺も」
って言った人の中には、すでに、
そんな理由で言った人もいるだろうし。
世の中が、全部、
黒っていう感じになった時に、
たとえ、それにそんな大きな意味がなくても、
人間っていうのは、白っていうのは
選べなくなる。
まして、その白と黒に、
十分に大きな意味があるときには、
なおさらだろう…
マスコミに、ある程度、
情報を操作され、
意見を影響されている現代の私たちには、
そういう危険がいつもあるように思う。
たった一人になっても、
自分の思うことを素直に言う勇気。
それが欲しいものです。
おそらく、それを受け入れられる社会を
期待するのは、なかなか難しいだろうから、
自分の勇気に期待するしかない。
そこから、何事もスタートということでしょう。





